近年の社会情勢に大きく影響を与えたコロナ禍。外出を控える中で生まれた家飲み需要において、特に人気になったお酒の一つにレモンサワーが挙げられます。コンビニやスーパーなどでも数多く品揃えされるようになりましたし、飲食店においても以前よりレモンサワーのメニューが充実していることにお気づきの方も多いかと思います。
そこで今回はレモンサワーの人気の理由について解説します。
レモンサワーの魅力
新型コロナウイルスの流行によりテレワークの増加、外出自粛、飲食店の営業自粛など自宅で過ごす時間が多くなりました。レモンサワーの材料は蒸留酒、レモン、炭酸水と自宅でも簡単に作ることが出来ます。自宅でお酒を楽しむ傾向が強まる中、飲料メーカー各社も缶チューハイに力を入れ、いろんな種類のレモンサワーを販売するようになりました。
ビールやハイボールなどと比べても価格が安く抑えられているのも魅力です。
健康志向の高まり
健康を意識した生活を送る方は多いかと思いますが、コロナ禍による自粛生活ではより健康志向が加速したと言えます。この健康に関してもレモンサワー人気の追い風となっています。一般的なレモンサワーの材料として使われる甲類焼酎は、糖質0、プリン体0。さらに、炭酸・レモンといった材料も基本的にはほとんどカロリーはありません。つまり太りにくいお酒ということになります。
またレモンは、ビタミンCやリモネン、クエン酸といった栄養素を豊富に含んでいます。
ビタミンCの美肌効果、リモネンのリラックス効果、クエン酸の疲労回復効果といったレモンに含まれる成分とその効果が、美容に気を使う女性にも人気となりました。
すっきりした味わい
レモン・焼酎・炭酸で作ったレモンサワーは、甘さもなく食事の邪魔をしないのも特徴です。シンプルですっきりとしたクセのない味わいは、どのような料理と合わせても相性が良く、特に肉料理や油物と一緒に楽しめば、口の中をすっきりとリセットしてくれる効果も見込めます。
ビールの苦味が苦手な人。アルコールに弱い人。甘いお酒だと料理と合わない。などといった場合であっても、その点レモンサワーであれば料理の邪魔をせず、アレンジもしやすいお酒であるところも人気の理由と言えます。
レトロブーム
若い世代がレモンサワーに親しむきっかけのなったのが、横丁スタイルの昭和っぽい雰囲気の酒場と言われています。若者にとっては、「昭和=非日常的」であり、新たなトレンドとなっています。大衆居酒屋や横丁といった雰囲気が人気となり、定番メニューとしてレモンサワーが飲まれるようになりました。
中高年が好む印象のあったレモンサワーも、若い世代から人気の芸能人が愛飲していることが拡散され、かっこいい人の飲み物としてイメージが向上しました。また、若い女性の間にもブームが広がり「レサワ女子」といった表現も登場しています。
インスタ映え
最近ではシンプルな元祖系レモンサワーと呼ばれるものに対して進化系レモンサワーと呼ばれるものも数多く登場しています。「インスタ映え」が流行語となって、SNSにインパクトのある写真を投稿するのがもはや定番となりましたが、進化系レモンサワーはいろいろな形にカットされたレモンや、レモンそのものの色が映えることからもSNSで投稿されています。
https://www.gourmetcaree.jp/kanto/
まとめ
レモンサワーが人気の理由について解説しました。さまざまなアレンジを加えたタイプが缶チューハイとして販売されていますし、飲食店でもこれまでのものとは違ったレモンサワーを味わうことが出来ます。
居酒屋の定番と言えるお酒が自宅で楽しまれ、特に若い世代や女性に人気なところも今のレモンサワー人気の特徴と言えるでしょう。