飲食店のホールスタッフが業務に慣れてきたころに任される「レジ締め」。手際よく進めないと思った以上に時間を取られてしまうため、最初の頃は戸惑う方が多いです。
レジ締めは基本的に難しい作業ではありませんが、金額が合わないと大問題に発展する可能性もある重要な作業の一つです。
今回はレジ締めを効率化する方法をご説明します。
レジ締めとは
1日の売上を集計し、レジのデータと釣銭が合っているかを照合する作業です。現金だけでなく、QRコードやクレジットカードによる決済の伝票も確認します。
釣銭の間違いがなかったかを確かめるのが目的です。ミスがあれば原因を明らかにする必要があるため、基本的には毎日行います。
レジにはお客様の年齢層や性別を記録する機能があります。どんな人が来店しているのかを把握できるので、店舗運営の参考になります。また、売れ筋のメニューや売上も確認できるので、より売上を上げる方法を考えることもできます。店舗が複数ある場合、店舗ごとのターゲットや特徴、得意分野の分析にも役立つのです。
レジ締めの手順
レジ内にある現金をチェック
営業時間の前にレジ内の現金を確認します。
営業終了後1日の売上を計算
営業終了後、1日分のレシートを見ながら売上金額を計算します。
レジの現金を確認し売上を計算
レジ内の現金を数えます。クレジットカードやQRコードなどキャッシュレス決済の売上も加え、1日の売上金額を集計します。
レジ内に入っている現金から、営業時間前にレジにあった金額を引くきます。
売上金とレシートの売上データを照合
計算した金額が合わないときは、計算をやり直します。繰り返し計算しても合わないときは、お客様から受け取る金額や釣銭を間違えた可能性があります。あとで問題の原因をつきとめ、次からミスしないようにします。
決められた金額のみをレジ内に入れる
特定の硬貨、お札だけ減っている場合は、翌日の釣銭に備えて補充します。また、一般的にレジ内に入れる現金は店舗ごとに決まっています。上限額を超えた現金は防犯のためにも金庫に移します。
レジ締めを効率化する方法
レジ内の金額をある程度把握しておく
レジ内の金額を頻繁にチェックし、ある程度の目処をつけておきます。まず、札束は10枚ごとに束にし、まとめて置きます。正確ではなくてもいいので数を数えておきましょう。10枚ごとの束がいくつあるかを数えるだけで金額を計算でき、レジ締め作業を手早く終わらせることができます。
硬貨も同様にケースや、複数のコインを並べることができるコインカウンターを使い、50枚ごとなどにまとめておきます。
記録用紙を準備する
レジ締めを行う際は、記録用紙を使用すると作業を効率化することができます。店舗でレジ締め専用の記録用紙を用意しているかと思いますが、個人店などでまだ用意していない場合は早めに導入するようにしましょう。
記録用紙を作成する場合は、大きすぎても嵩張るので保管しやすいA4サイズの用紙で作成しましょう。
金額が合わない時の対処法
何度計算しても数字が合わないときは素直に店長や責任者に相談するに尽きます。数字が合わないからといって、金額を補填したり、数字を偽ることは絶対に止めましょう。
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まとめ
レジ締めを効率化する方法をご説明しました。
レジ締めを任せられるということは、ある程度仕事をこなせると判断されたということです。効率よく作業を進めることが出来れば、自身の評価アップにつながる一歩となります。