2019年、中国を発端に全世界に感染が拡大した新型コロナウイルスによってこれまでの常識ががらりと変わりました。これにより現時点でも大勢の方が慣れないまま半強制的に着用を強いられているものがあります。それはマスクです。
マスクはこれまでも飲食店関係者にとっては身近な存在でした。しかしそれは調理、製造担当などが衛生面に気をつけて着用していたからです。今のようにホールの接客スタッフまでもが常時マスクを付けているという事態はこれまでに経験したことがない事態。お店側にもノウハウがなく困惑している方が多いと思われます。
今回は2022年10月時点でのマスク着用ルールや、飲食店において望まれるマスク着脱法についてご説明致します。
屋内・屋外でのマスク着用について
○マスク着用は従来同様、基本的な感染防止対策として重要です。
一人ひとりの行動が、大切な人と私たちの日常を守ることに繋がります。
○屋外では、人との距離(2m以上を目安)が確保できる場合や、
距離が確保できなくても、会話をほとんど行わない場合は、
マスクを着用する必要はありません。
○屋内では、人との距離(2m以上を目安)が確保できて、かつ
会話をほとんど行わない場合は、マスクを着用する必要はありません。
出典 https://www.mhlw.go.jp/content/000942601.pdf
厚労省によると、屋内・屋外ともに距離を確保でき、会話を行わない場合は原則マスク着用しなくても良いことになりました。
そうはいっても街中にはまだまだマスク着用している方が目立つ昨今、このままのルールを飲食店関係者が適用しても良いかは疑問が残ります。理由は次の通りです。
飲食店はマスク著用必須?
飲食店スタッフのマスク着用はお客様に安心感を与えます。これがお店の信頼にも繋がります。
またもしも、クラスターを発生させてしまえば、消毒作業が必要になったり、一時休業を余儀なくされたりする可能性もあるのでお店にとって大きな負担になりかねないのです。これらリスクを減らす意味でも、マスクによる感染防止対策は重要です。
そのため、マスク着用に関する明確なルールがお店にない場合でも、原則、マスクを常時着用し、勤務することが望ましいと言えるでしょう。
もちろんお店が独自に「厚労省のルールに則る」などと方針を決めている場合はこの限りではありません。
マスクを外していい場面
2022年10月時点ですと、飲食店スタッフがマスクを外していい場面は限られてくるでしょう。
・水分補給時
・賄いなどの飲食時
・休憩時間
少なくとも上記の時間帯はマスクの着脱が許されてしかるべきでしょう。ただこれにも条件があり、できるだけお客様の目が届かない場所であることが条件となりそうです。
ただし、熱中症になってしまっては元も子もないので、呼吸が辛くなったら事情を説明し、一旦バックヤードに避難する、こまめに水分を補給するなどの対策も必要です。
マスクが汚れた場合もこまめに交換することも忘れないようにしましょう。
さらに、マスクの表面には菌やウイルスが付着している可能性が高いです。使用中はなるべく触らないようにし、取り外すときもゴム紐部分を持つようにしましょう。
https://www.gourmetcaree.jp/kanto/
まとめ
飲食店の正しいマスク着脱法についてご説明しました。
もちろんこちらは厳格にルール化されたものではなく、あくまで目安です。マスクの着脱の判断ですが最終的には店舗責任者の指示に従うようにしましょう。