カウンター越しにシェーカーを操るバーテンダーの姿は男女問わず魅力的です。これまでバーテンダーというと男性が一般的でしたが、最近は女性のバーテンダーも増えてきています。
実際、バーに来るお客さんは男性客が多いので、女性バーテンダーはかなり人気があります。
カクテル作りにおいても、女性ならではの繊細な感性を発揮し、コンテストで上位入賞する方が多数いらっしゃいます。
そして女性が一人でバーに通うことも珍しくなくなった今、お店にとっても女性バーテンダーの存在は欠かせないものとなってきています。
女性バーテンダーが時代とともに求められてきているという背景から、今回は女性バーテンダーの強みを深掘りさせていただきます。
求められる女性バーテンダー
NPO法人プロフェッショナル・バーテンダーズ機構(Professional Bartender’s Organization、以下PBO)は、8月28日の定期総会で宮崎優子氏のチェアマン就任を採択した。全国規模のバーテンダー協会・団体において初めて、女性の会長職が誕生したことになる。
ひと昔前に比べれば女性バーテンダーは増えてきましたが、まだまだ男性のバーテンダーに比べると人数は少なく、物珍しい目で見られがちです。
しかし、だからこそ女性バーテンダーを目指す女性にとっては、今が絶好のチャンスだと言えるでしょう。
まず、ニーズが確実にあり、それは今後ますます増えていくだろうと予想されます。なぜかというと、バーテンダーの仕事内容は力仕事なども少なく、女性だとできないという理由がほとんどないからです。
バーテンダーの仕事内容はお酒を作り、提供すること。お店の清掃、仕入れや仕込み、接客などです。店内装飾や接客に至っては、場合によっては女性のほうが向いているという見方もできるでしょう。
聞き上手を生かせる
あくまで一般的な話であり、誰にでも当てはまるというわけではないのですが、男性に比べて女性の方が共感性が高いと言われています。
バーに来店するお客様の中には、自分の話や意見を聞いてほしいという方も少なくありません。このような方を満足させられるバーテンダーは聞き上手の方です。相手の言葉に自分ごとのように耳を傾け、相手の立場になって考えることが求められるので、女性の特性を特技として生かすことができます。
また男性のお客様が相談することが多い奥様との悩みについても、女性バーテンダーの方がより参考になれる意見を述べることができるでしょう。
気配り、目配りが行き届く
店のマニュアル通りの接客をすることは誰にでもできることです。バーテンダーはサービスのプロとしてどんなときも臨機応変に対応することが求められます。
男性は自分の接客姿勢に信念を持つあまり、細かい部分を忘れがちになってしまう方も多いため、女性ならではの気配りがお客様に新鮮な印象を持たれることも多いです。
カクテル作りで個性が出せる
男性と女性では食材についても興味・関心が向かう場所が異なるため、カクテル作りにおいても個性が出ます。
とりわけ女性バーテンダーはまだ絶対数が少ないので、フルーツの組み合わせに女性ならではの視点を取り入れたカクテル等は斬新に映ります。
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まとめ
女性バーテンダーの強みをご説明しました。女性バーテンダーのニーズは今後とも高まることが予想されます。まずはバーで見習いとして働き、ゆくゆくは女性バーテンダーとして自分のお店を経営するという夢も、決して不可能なことではないのです。