友達とならすらすら喋れるのに、先輩や上司が相手となると途端に口ごもってしまう…という経験はありませんでしょうか。
これは緊張する場面で使い慣れていない言葉を使っていることが原因です。普段使わない敬語で電話・メールをするときは誰でも多少なりとも緊張するものです。
さて、敬語のやりとりや最低限のマナーは社会人に必須の能力で、飲食業界等に転職するときにもある程度身に付けておく必要があります。もちろん、マナーでがちがちに固める必要はありません。相手に失礼だと思われない程度の表現を身に付けるだけで、円滑なコミュケーションを図ることが可能です。
今回は飲食業界への転職応募時に使える一般的なメール・電話のマナーについてご説明致します。
文章・メールのマナーについて
応募フォームの入力の仕方
飲食業界へ転職を希望する方は、最近は飲食求人サイトで求人を探し、応募フォームに記入しエントリーするという方が増えています。
応募フォームへの記入の仕方ですが、住所・生年月日など、入力すべき必須項目をきちんと回答することがまずは大切です。「志望動機」や「経験」などを複数行で書くときは、箇条書きにするなどして見やすさを心掛けましょう。文章の量はフォーマットのテキスト欄を7、8割ほど埋める程度が理想です。しかしながら、書くことがないのに無理に文章を増やすよりは、簡潔に書いたほうがいいでしょう。
過去の職歴を書く際は、「店名、会社名」「職種」「雇用形態(アルバイト、契約、正社員)」などの情報も書きます。
「です」「ます」の語尾をくずさず、やり取りが続いて慣れてきたときも、丁寧すぎるかな?くらいの言葉遣いをくずさないほうが印象アップです。
敬語を適度に使い、分かりやすさを重視しましょう。
メールマナーについて
転職活動時にはほとんどのやり取りはメールになります。メールは本題を書く前に、初めての場合は「初めまして。○○と申します」、2回目以降は「いつもお世話になっております、○○です」と記入しましょう。
末尾は「お忙しいところ恐縮ですが、何卒よろしくお願いします」などの文言を入れて締めます。
こちらも丁寧すぎるくらいがちょうどいいので、慣れてきた場合も省略せずに記入しましょう。
電話応対の敬語について
敬語は日常的に使うことも多いと思いますが、電話応対の敬語は少し特別です。
「お忙しいところ恐れ入ります」など使い慣れない言葉を使うことで、緊張し、自分の本当に話したかったことを忘れることがままあります。
これを防ぐために、電話の前に自分が言う敬語や伝えたいことを事前にシミュレーションしておくということが大切です。
・電話の最初は「お忙しいところ恐れ入ります。○○と申します。求人の件でお電話いたしました」と始める
・「~です」「~ます」で話す(「~ございます」でなくてもよい)
・最後は、「よろしくお願いします。失礼致します」で終わる
「いいっすよー」「やばいっすね」などの若者言葉は、目上の人に対して使う言葉ではありません。くれぐれも使わないように気を付けましょう。
https://www.gourmetcaree.jp/kanto/
まとめ
飲食業界への転職応募時に使えるメール・電話のマナーについてご紹介しました。こうして文章にしてみると、ルールとしては少なく、それほど難しくないと言えるのではないかと思います。
文章は極力丁寧に、電話では適度に丁寧に。という形が理想的です。何回も練習して使いこなしていきましょう。