小学生女子の将来なりたい職業ランキングで毎年必ず上位にランクインするパティシエは、子供たちの夢であり憧れの職業です。
このようにお菓子が好きでパティシエを目指したいと思う方は大勢いますが、実際にその夢を叶えるのは一握り。パティシエは常に勉強が必要なうえにオリジナリティも要求されるため、一般的には敷居の高い職業の一つです。
技能面でも、体力面でも高い能力が求められるパティシエですが、そもそもどんな性格の人が向いているのでしょうか。
必要な能力と併せ、分かりやすく解説致します。
パティシエに向いている性格や能力とは?
お菓子作りへの情熱を持っている人
これはどの仕事ににも共通しますが、何が何でも極めたい、上達したいと思い続けることができる人が成長します。「好きこそものの上手なれ」で、時に苦しくても楽しみを見つけながら技能を習得した人がパティシエとしても一人前になれるのです。
パティシエの仕事の基本ですが、心の底から「おいしい」思ってもらえるものを作ること。そのためには仕事に手を抜かず、納得いくまでとことん突き詰める気持ちが大切です。
体力がある人
パティシエは、基本的に仕事中はずっと立ちっぱなしです。重い食材なども、ささっと運ばなければなりません。力仕事もあるので体力のある人は、パティシエに向いているといえます。しかし小柄な女性も多数活躍していますので、体力はあくまで求められる要素の一つと言えます。
集中力がある人
パティシエは朝から晩まで同じ商品を作ったり焼き続けます。正確に分量や時間を測る几帳面さ、一日中単純作業を続ける忍耐強さが求められます。
美的センス
味が良いことは当然求められますが、パティシエの場合、それ以上に比重が大きいともいえるのが美的センスです。飾り付けのセンスが素晴らしいことは、他の何物にも勝る武器となりえます。
色彩感覚、空間認識能力が優れている方はパティシエに向いていると言えるでしょう。
パティシエに必須の能力
自己管理能力
自己管理能力はパティシエに最も大切な能力と言えます。
一年中体調を崩さないように気を付ける必要があります。風邪をひくと味覚が変わり、味を正確に判断できなくなることもあるためです。
それからクリスマス前などの繁忙期に体調を崩すことも避けなければなりません。お店の仲間だけでなく、結果として多くのお客様を悲しませることにつながるからです。
風邪はどんなに予防していても、100%避けられるわけではありません。それゆえ、万全の対策が求められるのです。最低限、夜更かしはしない、体を冷やさないといった基本的な風邪予防を徹底できる意思の強さは必要でしょう。
パティシエに不向きな性格とは
「楽な仕事がしたい」「単純作業が不得意」という方はパティシエにはあまり、向いていないと言えます。特に新人のうちに任される食材の下ごしらえは単純作業の連続です。ここに何らかの楽しみを見いだせないと、次のステップに上がる前にあきらめてしまいがちです。
ただ、「将来一流のパティシエになる」とぶれない目標を持ち続けることができれば、多少不向きな性格でも、立派に一人前になることは可能です。
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まとめ
パティシエに向いている性格や能力とは?を紹介致しました。ここで挙げた能力はあくまで参考です。お菓子作りの情熱さえあれば、能力や技能は後から付いてくるものです。
まずは夢に向かってチャレンジしてみるという意気込みが何より大切です。