食べた瞬間甘味が口いっぱいに広がり、一気に夢の世界に誘ってくれるものといえば。そう。「お菓子」です。
お菓子は食べた人を幸せな気分にします。最近はシニア世代の消費量が増えており、老若男女問わず人気となっております。
「多くの人の喜ぶ顔が見たい」とパティシエを志望する若者も少なくありません。しかし、いざパティシエを目指そうと思い立ったはいいものの、実際はどのような仕事で、どれくらい修行を積まねばならないのか、なかなかイメージしづらいものです。
今回はパティシエの1年目に焦点を絞り、やりがいのほか下積み生活がどのようなものかご紹介します。若者だけでなく、中途・転職志望の方々の参考にもなると思います。
下積み生活について
飲食業界では寿司職人・パン職人・バーテンダーと様々なプロを目指す方々がそれぞれのお店で下積み生活を送りますが、これらと比べてパティシエが特に厳しいかというとそうではありません。
しかし、いっぱしの職人を目指すわけですから、やはりそれなりの苦労はあるというだけです。
ただ、一年目から自分のアイディアと技術を生かし、最前線で活躍できるかというと、それは少々難しいかもしれません。
1年目は、どの道の職人を目指すにしても地味な作業の連続かと思われます。華やかなイメージが先行するパティシエも例外ではありません。
パティシエの下積み1年目
型やトレイなど道具の準備、材料の下ごしらえ(果物も皮むき、卵割りなど)、洗い物、そして掃除が主な新人の仕事です。先輩たちの補助作業に多くの時間が費やされます。
新人ですので、朝1番に出勤して準備をし、帰りも1番遅いということも珍しくないのです。
また「生地やクリームの仕込み」という洋菓子店の要と言える作業を担当させてもらえないケースも多いということも覚悟しなければなりません。
パティシエ1年目の苦労
パティシエ1年目はもちろん見習いであり、半人前の立場です。給料も多くはもらえないケースがほとんどです。家賃代を浮かせるために実家暮らしを選択する方もいます。一人暮らしの場合は住み込みを選ぶ方も少なくないと聞きます。
しかし、ここが踏ん張りどころです。
1年目の辛さが未来永劫続くわけではありませんし、頑張り次第では早期の昇給も望めます。何より一人前を目指すには避けては通れない道ですので、ここは頑張って耐えましょう。
これは若年層の方々だけでなく、中途や転職でパティシエを目指す方も同じです。
製菓専門学校卒業のケース
洋菓子店はもちろん、いじわるがしたくて新人に厳しい下積み生活を強いているわけではありません。人手不足状態の店舗が多いため、戦力となってくれるのであればそれに越したことはないと考えています。
製菓専門学校等で基礎をしっかりと学ばれ、勤務態度も優秀な方であれば、店舗によっては早くからお菓子作りを任せてくれることもあるでしょう。
もちろんパティシエになるために製菓専門学校に必ずしも通わなければならないというわけではありません。技術や知識がある方であれば、下積み期間が短縮される可能性もあるということを伝えたいのです。
https://www.gourmetcaree.jp/kanto/
まとめ
パティシエの下積み期間についてご紹介致しました。下積み期間はどの業界であっても辛いものですが、目標がしっかりと定まっていれば耐えることができます。
下積み生活は長いようで短いもの。後から思い返して恋しくなる日も、いつか必ず来るでしょう。