いつの世も変わらずスイーツは若者から高齢者まで大人気です。例えば日本のコンビニエンスストアは戦略として多種多様なコンビニスイーツを展開したところ、来店者を増やすことに成功しました。来店動機としてコンビニスイーツを挙げる人は今なお多いです。
コンビニスイーツに限らず、長引くコロナ禍で家でスイーツを食べる人の割合も増えました。家にいる時間が長くなると、甘いものを欲する傾向は強まるようです。またストレス緩和にもスイーツは最適です。
お菓子を製造するパティシエの需要は今後も高まると予想されます。
しかし、パティシエに憧れを持つ人は多いですが別業界からの中途や転職で目指せるものなのでしょうか。お菓子作りを仕事にする方法についてご説明します。
パティシエになるための方法
パティシエになる方法は主に2つです。製菓専門学校に通い、お菓子作りを専門的に学ぶ方法と、そのまま未経験のまま菓子店に就職し、修行するという手段です。以下、詳しく解説します。
製菓専門学校に通う
こちらは最も一般的なルートとなります。専門学校ではパティシエになるために必要な技能や知識を基礎からしっかり学ぶことができます。
国家資格の「製菓衛生師」取得のためのサポートのほか、就職先のサポートもあるので、パティシエになる一番の近道といえます。
洋菓子店などに就職する
未経験でも技能さえあればパティシエになることは可能です。海外で修行してきた方や、お菓子作りを長年やってきて、自分の技術に自信がある方はこちらを選択するのも手です。
ただ、専門用語や機械の使い方は新たに覚えなければならないという大変さがあります。
パティシエに資格は必須か
パティシエの主な資格を紹介します。パティシエにとって資格は必須という訳ではありませんが、ある一定の技能を有することを証明してくれるので、就職時・転職時に有利になるので、持っておいて損はないでしょう。
菓子製造技能士
お菓子作りの高い技術を証明する資格。実技試験あり。国家資格。
有名店で働くパティシエや、お店を持っているパティシエのほとんどが、この資格を持っています。
「菓子製造技能検定」を受検するためには、一定の年数の実務経験が必要。菓子製造業に就いてから受験するのが普通です。
「1級」と「2級」があり、実技と筆記試験が行われます。
製菓衛生士
製菓衛生師法において定められた国家資格です。添加物、アレルギー、食品衛生など、食品を安全に取り扱うための知識の他、お菓子作りの知識が問われます。
この資格を持っていると、開業に必要な「食品衛生責任者」として登録することが出来ます。
菓子製造技能士は菓子製造の知識と技術のみが問われるのに対し、製菓衛生師取得には菓子製造技術のほかに衛生知識も必要とされます。
受験には、2年以上の実務経験か1年以上の養成施設での勉強が必須。実技と筆記試験があります。
パティシエが中途で活躍できる場所
洋菓子専門店、ホテルやレストランと様々な場所で活躍できます。結婚式場や食品会社などにもパティシエの需要はあります。
このような場所で経験を積んだ後、独立して自分のお店を開くこともできます。
まとめ
パティシエは年齢制限もなく、資格取得も必須ではないため、中途でも努力次第でなれるということが分かりました。
多少遠回りしてでも基礎をしっかりと学びたい場合は専門学校一択ですが、その選択肢も残しつつ、まず自分がパティシエに向いているかどうか確かめたいという場合は、洋菓子店やホテルでアルバイトしてみるという方法をおすすめします。
https://www.gourmetcaree.jp/kanto/
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