コロナ禍が予想以上に長引いています。年末の書き入れ時に思うように集客ができず、飲食店主たちは皆、頭を抱えているのが現状です。
国内のワクチン接種率が80%に迫り、11月ごろにはピーク時5,000人ほどいた東京のコロナ感染者が二桁にまで減るなど、新型コロナウイルスの流行は収束の兆しを見せていました。しかし、突如南アフリカを皮切りに出現したコロナウイルスの変異株「オミクロン」により、再び世界の感染者は増加に転じました。
12月27日現在では、東京の感染者は40人ほどに抑えられていますが、着実にオミクロン株は増加し、市中感染の模様を呈しています。
再びパンデミックを引き起こし緊急事態宣言となると、飲食店は今度こそ壊滅的なダメージを免れません。自店からクラスターを出さないために、各社アクリル板やアルコールスプレーを設置したり、席の間隔を離すなど、コロナ対策に躍起となっています。
このコロナ禍という緊迫したご時世では、飲食店が求める人材も変化しています。飲食店から必要とされている人材とはどのようなスタッフ像なのでしょうか。
分かりやすくご説明致します。
オミクロン株の特徴
オミクロン株はデルタ株より強い感染力を持つとされる一方、感染しても軽症か無症状で済む傾向が指摘される。新型コロナウイルスワクチンを2回接種後の感染も相次ぐが、3回目接種によって高い感染予防効果を期待できるとの報告もある。
出典 https://www.jiji.com/jc/article?k=2021122200815&g=soc
オミクロン株の全容解明はまだ先ですが、少しずつ特徴が分かってきました。感染力が凄まじく強いが、重症化率は以前のデルタ株ほどではない。という見方をする研究者が増えてきています。
重症化率が低いことは朗報ですが、感染力が強いことは看過しがたく、引き続き、警戒の手を緩めないことが重要です。
コロナ禍で飲食店が求める人材とは
SNSやITの知識がある
飲食店はコロナ禍でガラッと環境が変わりました。これまでは顔と顔を突き合わせて元気よく丁寧な接客するのが基本でした。今は非接触化に関する取り組みが求められており、キャッシュレス化など、飲食業界全体のDX(デジタル・トランスフォーメーション)化が進んでいます。
IT知識のある飲食店員がこれまで以上に求められています。集客もSNSの活用が増えており、様々なアプリを自在に使いこなせるスタッフは重宝されることでしょう。
時代の流れを読む接客ができる
大声で元気よく挨拶するというのがこれまでの接客の基本でしたか、これもコロナ禍で変わりつつあります。今はマスクやフェイスシールド越しの接客です。声量を抑えつつ、目元で笑顔を作ることが求められています。時勢を読み、臨機応変に接客の仕方を変えましょう。
お店のコンセプトを分かっている
時代が移り変わろうとも、お店のポリシーはコロコロと変わるものではありません。例えばコロナ禍で多少接客の仕方が変わろうとも、「おもてなし」の精神を大切にするお店のコンセプトが揺らぐことはありません。
コロナ禍では、お店のコンセプトをしっかり理解したうえで有効な対策ができる人材が求められています。
https://www.gourmetcaree.jp/kanto/
まとめ
飲食店が今採用したいスタッフ像をご紹介しました。飲食店が欲しい人材は、コロナ禍でも時勢に対応したおもてなしの精神が発揮できる人材です。
IT知識もあるとよりニーズに応えられるでしょう。IT関係の知識は入社後でも独学などで高めることができますので、まずはグルメキャリーなどの飲食求人サイトから希望する業種や職種を探し、応募してみましょう。