飲食店の転職を考えている方にとって強い味方となるのが資格です。もちろん、飲食店で働くために必須ではありませんが、資格があると一定のスキルがあるとみなされ、重用されます。
飲食店で使う資格には、専門学校などに通わなければとれない比較的敷居の高い資格以外にも、すきま時間で頑張ればとれるものなど様々な種類があります。
飲食店スタッフに人気の代表的な資格をご紹介致します。
調理師向けの資格
調理師免許
1.調理師試験に合格し、免許を申請、取得する。 食堂などの飲食店や給食施設などで、2年以上の調理業務経験を経た上で、各都道府県の実施する調理師試験を受け、合格した後に、住所地の都道府県知事に免許を申請し、取得します。
2.調理師養成施設を卒業し、免許を申請、取得する。
出典
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kenkou/shikaku/csh_me
nkyo/chori_seika/chourishi/shikaku.html
一般的に飲食店の資格としてイメージされるものが、調理師免許。食の管理・衛生に関する幅広い知識があることも証明できる国家資格です。こちらは2年以上の実務経験を積んだ後に調理師試験に合格するか、調理師を養成する専門学校などを卒業することで取得可能です。調理師免許の保持者は申請のみで「食品衛生責任者」の資格を得ることができます。
パン製造技能士
パン作りに関する知識が身についていることを証明する国家資格です。パン製造技能士の資格があると「職業訓練指導員(パン・菓子科)」の実技試験が免除されます。受験資格は2級は2年以上の実務経験、1級は7年以上の実務経験が必須です。より難しい特級もあります。
ふぐ調理師免許
ふぐの調理は、ふぐ調理師免許が必須です。試験の内容や難易度、受験資格は各都道府県ごとに異なります。お住まいの自治体に確認が必要です。ちなみに東京都はマークシート式の学科試験・ふぐの種類の識別試験・ふぐの調理試験があり、それぞれの基準以上の点数を取る必要があります。難易度が高いことでも知られています。
ホールスタッフ向けの資格
レストランサービス技能検定
サービス関連では唯一の国家資格。1級・2級・3級があり、高級ホテル内の飲食店などへの就職が有利になることも。安全管理、テーブルマナーなどの深い知識と接客技能を有することを証明できます。
接客サービスマナー検定
接客サービスの能力・知識を判定する検定試験。1級・準1級・2級・3級と4つの級があります。2級までは筆記試験のみなので、すきま時間での取得も可能です。
その他
ソムリエ
ワインの品質管理・仕入れ等を行うための資格です。「JSAソムリエ」(日本ソムリエ協会)と「ANSAソムリエ」(全日本ソムリエ連盟)の2種類があります。本格的なワインを提供するレストランでの就職や業務に役立ちます。
食品衛生責任者
各都道府県の食品衛生協会が実施する講習を受講することで取得できます。飲食店を運営するには「食品衛生責任者」資格の保持者を配置する必要があるので、将来的に自分の店舗を持ちたい方やキャリアアップを目指している方にはおすすめです。
まとめ
おすすめの飲食関連資格を紹介しました。筆記試験のみで取得可能な資格から、実技があり難易度の高い資格まで、様々な資格があります。転職したい業界に合った資格を見つけたら積極的に挑戦しましょう。
https://www.gourmetcaree.jp/kanto/
まとめ