「飲食店を受けたいけれど…気が乗らないなぁ」という人に多い理由が、志望動機を書くのが億劫、面接の対策を考えるだけで疲れるというものです。
確かに、自己分析をし、それを文章に起こすのを何社も行うというのは楽な作業ではないでしょう。「飲食の求人サイト巡りをするのは楽しいんだけど…応募が面倒くさい」という悩みも良く聞きます。
実は志望動機を書くのはそれほど難しいことではないのです。今回の記事を読んでいただければ、楽しく志望動機が書けるようになるでしょう。
飲食店の転職活動などの志望動機で大事なこと
志望動機を書く時に最も大事なのは、読む人の気持ちを考えるということです。
極端な例を挙げると、文字がものすごく小さかったり、句読点も改行も無い文章では読む気がなくなってしまいます。
また難解な漢字を使ったり、分かりにくい表現を使うことも避けなければなりません。相手に伝わる言葉でしっかりと自分の思いを伝えることが大事です。分かりやすく書くということを常に意識しましょう。
飲食店向けの志望動機であれば、多少の業界研究も必要です。業界研究というと難しく聞こえるかもしれませんが、飲食店について失礼のない程度の知識があれば大丈夫な場合も多いです。グルメキャリーなど飲食求人サイトの店舗紹介ページを読み込みましょう。
飲食店の業界研究は大事?
入社する前から業界研究ができていることが理想ではありますが、これについては採用側が一番重視している要素ではない。ということをまずは知りましょう。
では、採用時に一番重視している要素は何か。
それは人柄です。
この人は仕事を一生懸命やるだろうか、成長するだろうか、周りとうまくコミュニケーションを取れるか。というところを採用側は見ています。
よほどの専門職でなければ、細かい技術や知識は後からいくらでも身に付けることができるからです。
たまに志望動機の中に、業界研究をしてきたということをアピールしたいんだろうな。と思われる履歴書が届きます。これはこれで大事ですが、肝心の本人のアピールポイント、人柄が分かる記述がないと、採用側が困惑しかねないということは覚えておきましょう。
志望動機の書き方
結論(飲食店で働きたい強い理由)
↓
なぜそのように思ったか
↓
経緯や経験
↓
自分のアピールポイント
例: ○○で働きたいというのが私の小さいころからの夢でした。○○の味に感動し、誰もが笑顔で家路につく光景を昔から見ていたからです。○○のように多くの人を喜ばせる料理をいつか作りたいと思い、私は料理人の道を選び□□等で修行を重ねてきました。私のアピールポイントはやる気です。一流になりたいとの思いで、□□では365日どんなときでも包丁を握り続けてきました。
ぜひ○○の料理人として働かせて頂きたいです。よろしくお願いいたします。
記述欄が長い場合は、働きたいという理由をさらに掘り下げたり、アピールポイントの記述を増やしてもいいでしょう。
基本は上記の書き方で問題ありません。この文章からは以下が分かります。
- その飲食店で働きたいという強い理由
- 一つの目標に向かって頑張ることができるひたむきさ
この2つさえ伝われば、志望動機としては問題ありません。ちなみに文学的な表現や比喩の使用はよほど文章に自信がない場合はやめたほうが良いでしょう。
https://www.gourmetcaree.jp/kanto/
まとめ
志望動機を読む採用側も忙しい場合が多いので、じっくりと読ませる文章よりも、さらっと読める方が、狙い通りの意図が伝わる場合が多いと聞きます。
難しく考えず、試しに書いてみることをおすすめします。