いつの時代も飲食バイトは学生に人気です。これは飲食店そのものに魅力があることはもちろん、社会人になる前の準備として、マナーやコミュニケーション能力が身に付くというメリットもあるためと思われます。
もちろん、学生だけに人気というわけではありません。将来独立を目指している方、女性の方と、世代や年代が違っても自分らしく働ける職種ということで、転職や中途でこの業界に飛び込む方々も非常に多いのです。アルバイトから正社員登用されやすいという点も魅力です。
さて、飲食の世界に飛び込む前に最低限知っておいてほしいことがあります。それは接客マナーです。もちろん、飲食求人サイトから応募し、採用されてからお店で学ぶということでも良いのですが、基本だけは事前に分かっていた方が職場に慣れるのも早いと思います。
今回は飲食店の基本の接客マナーについてご説明致します。
飲食バイトの接客で最も大事なことは?
これは、第一印象に関するアメリカのことわざです。15秒程度で決定された第一印象は簡単には変わらず、その印象が人間関係に影響を及ぼすことは皆様ご承知の通りです。 特に、ビジネスの場合には第一印象次第で成否が決まると言っても過言ではない場面も多く見られます。 それほど大切な第一印象を、人間は案外断片的な要素から判断します。視覚から83%、聴覚から11%の要素で決定されると言われる第一印象は、次の4つのポイントを意識することで断然異なります。
・ グッドスマイルとアイコンタクト
・ 身だしなみは常にきちんと清潔に
・ 動作はきびきびと
・ ハキハキとした話し方出典:https://www.anajinzai.com/about/competence/manner/detail06.php
接客で最も大事なことは笑顔です。人は15秒程度で第一印象が決まるといいます。最初の印象が悪いと、それはすなわちお店の評判を落とすことにもつながるので要注意です。
特に最初のうちは「せめて笑顔だけは誰にも負けない」という心意気で接客をするとよいでしょう。
接客用語について
いらっしゃいませ
かしこまりました
申し訳ございません
恐れ入ります
お待たせいたしました
ありがとうございます
少々お待ちください
失礼いたしました
これらを八大接客用語といいます。しかし、社会人ならどの職種でも多用する言葉なので早めに覚えてしまうと、後で役に立ちます。
飲食の接客は清潔感と距離感が大事
細かいマナーはたくさんありますが、笑顔と言葉遣い、そして清潔感と距離感さえ押さえることができれば、既に飲食バイトとして十分通用します。
清潔感といっても特に難しいひとはありません。身だしなみに気を付ける、お風呂に入る、長い髪はまとめる等最低限のことができていればいいのです。距離感ですが他人同士で適切な距離は1.2mから2.0mと言われているので、少しだけ意識してみましょう。
https://www.gourmetcaree.jp/kanto/
飲食バイト初心者がやりがちなNG行為
無表情、無礼な言葉遣い、マニュアル対応しかしないというのが、飲食バイト初心者がやりがちと言われるNG行為の一部です。
接客というのはいつでもお客様ファーストです。「今、お客様は何を求めているのか」ということを常に考え、想像力を働かせることが大事です。
業務に少し慣れが出始めると、接客がおろそかになることがあるので要注意です。
まとめ
今回は基本の接客マナーについてご説明しました。具体的な接客については入社後に教わります。最低限として「笑顔が大事」「接客というのはお客様ファースト」だという当たり前のことだけでも、しっかり覚えておきましょう。