東海の食べてみやあ~愛知編~「守口漬」
「守口漬」とは、守口大根を酒粕で何度も漬けなおす製法で収穫から約3年の歳月をかけ、芳醇な香りとシャキッとした歯ごたえの守口漬が完成します。守口大根は世界一長い大根としてギネスに認定されたこともあり、直径2~3㎝・長さ1.2~1.8mの細長い大根です。
守口漬の歴史
愛知では、江戸時代から根菜を酒粕で漬ける(奈良漬け)ものが一部の料理店ではふるまわれいたとされています。その後、明治15年に実業家でありながら元料理人の経験をもつ”山田才吉”が、名古屋で漬物店を開業、塩漬けした守口大根をさらに粕漬するという新たな製法を生み出し、「守口大根味醂粕漬」として発売したところ好評となり愛知全体に浸透しました。これが現在の「守口漬」の原型とされており、愛知の名産のひとつとなっています。
細かく切ってお茶漬けにしてもお酒のつまみにしてもよしの守口漬!
また、細長い守口大根を渦巻き状にまるまる漬けて樽で販売しているものあり、お土産としてインパクトも抜群です♪
残った酒粕にお好きな具材を数日漬けると、オリジナルの粕漬けを作ることもできますよ。
愛知に訪れた際にはぜひ、おひとつお土産にいかがですか!