東海の食べてみやあ~岐阜編~「若鮎」
最近は様々な和菓子店でみかける「若鮎」。夏期限定で売られているので、夏の風物詩の1つとして楽しみにしている方もいるのではないでしょうか?
「若鮎」とは、半分に折った薄めのどら焼きの生地に、餡や求肥を挟んだ和菓子です。
若鮎の発祥は、京都・岐阜が有名ですが、夏頃になると全国の和菓子店で見かけることが出来ます。
若鮎の元となったのは江戸時代からある岡山県の銘菓“調布”だとされています。調布も若鮎と同様に、生地で求肥を包んでいる和菓子です。調布がなぜ鮎の形に変わったのか、それは京都・岐阜共に鵜飼いが盛んな地域であり、そこでとれる鮎が格別とされていました。そこで名産となる鮎を和菓子のモチーフとして採用したと考えられています。
その中でも岐阜県では、鮎菓子の普及に力をいれており、よくみかける若鮎から苺餡や抹茶餡などの変わったもの、親指サイズの小さなもの、“やき鮎”や「下剋上鮎」というユニークな形をした焼き菓子など種類豊かな鮎菓子を展開しています。
最近ではさらなるPRにむけて「ひあゆ丸」というゆるキャラや「若鮎タクシー」なるものまで登場しています!昔ながらの素朴なお菓子ですが、こんなにも進化し続けているなんて驚きですよね。
岐阜県では1年中若鮎が買えるみたいですので、岐阜県を訪れた際には「若鮎タクシー」に乗って、色んな若鮎を食べ比べしてみるのも面白いかもしれませんね♪