【独立希望者は経験しておくべき!?】個人経営の飲食店で働こう!!
転職活動中、求人情報を見るうえで重視するポイントはいくつもあると思いますが、その中でも「お店・会社の規模」は重要なポイントではありませんか?いわゆる個人経営店、地域密着のチェーン店、全国に展開している大型のチェーン店…。規模の大きさで、「今の働き方」、「今後どんなキャリアを積めるか」が大きく変わってきます。この記事では「個人経営店」に向いている人はどんな人かをまとめました!
目次
1.個人経営店に向いている人ってどんな人?
1-1.将来、自分のお店を持ちたい人

いつか「自分の味(もしくはサービス)でお店をやりたい」と考えている方は、一度は「個人経営店」で働くことをおすすめします。個人経営店のオーナーは、チェーン店だと専門部署の人が担当しているようなこと(食材の仕入れ、商品開発、経理…)を自分一人で、もしくは自分を中心とした現場のスタッフとで行っています。そのため、個人経営店では生きた経営を間近で見ることができて、実践しながら学ぶことができます。「どこから食材を仕入れるか」「従業員の給料はいくらにするか」「どんな場所で家賃いくらの物件を借りるか」…、自分でお店をやろうとしたときには、そのような知識やノウハウがないと開業しても、長く続くお店を作るのはなかなか難しいです。経営者としての大先輩のそばで働ける個人店での経験は、独立するときに大いに役に立つと言えるでしょう。
「独立を視野に入れている」というと、「いつか辞めてしまうため雇ってもらいにくいのでは?」と思っている人もいるかもしれませんが、それは間違いです。実は「独立希望者歓迎」「独立支援をします」というお店がとても多いのです。というのも、独立希望者は「独立するのに必要な知識・スキルを全部吸収するぞ」という意識で仕事をするので、仕事に対してのモチベーションが非常に高く、自然とお店への貢献度も高くなるからです。
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とどろき三丁目五番地 店主 早川 直康さん
「僕は言葉で何でも説明して教えるけれど、結局は僕が真剣にやっている姿から学ぶことのほうが多いと思います。たとえば僕は市場へ行くとき、やる気のある従業員を誘うことがあります。市場でどんな魚がどんなふうに並んでいるのか、それを僕がどんな思いで、どういう流れで買うのか、3500円のものを3000円でひっぱってこれたのはどうしてか…、僕の姿を通して、言葉だけでは理解できない『場の風』を読めるようになってほしいんです」……続きはこちらから
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La Tourelle(ラ トゥーエル)オーナーシェフ 山本 聖司さん
「明確な目標がなければ続けるのが難しい仕事。モチベーションの高い、独立志望の方が望ましいのですが。独立するには、オーナーが毎日いる街場の店を経験することです。できるだけ早いうちに実務的な技術を身につけたほうがいい。小さな店ならではの食材のロスを減らすアレンジの仕方も教えますし、独立の資金調達の方法などメディアには出てこない話も伝えたいと思っています」……続きはこちらから
本やインターネットで学んだ知識ももちろん大事ですが、お店でしか学べないことの方が多いのではないでしょうか。経営者としての気概を肌で感じ、学ぶことも大事です。
逆に、「スタッフ育成が得意で、いつかは人事系の仕事を専門でやっていきたい」、「食材の買い付けや交渉力に自信があるからそのスキルを活かせる仕事がしたい」など、何かに特化してキャリアアップしていきたいと考えている方にはチェーン店をおすすめします。
1-2.自由度が高いお店で働きたい人

これはもちろん「なんでもかんでも好き勝手できる」という意味の自由度ではありません。大きなチェーン店であれば、複数ある店舗の足並みをそろえるために、明確なマニュアルやルールがあることでしょう。しかし、個人経営店は「今日はおいしい○○が入ったから、▲▲をメニューとして出そう」とか、その日、その場の状況を見て柔軟に営業しています。「まかないで作った料理が好評で、お客様に出すメニューとして採用された」というような話もよく聞きます。自由度が高いと主体性をもって働くことができて、より一層仕事が楽しくなるのではないでしょうか。
また、昇給・昇格に関しても、チェーン店では明確な条件や評価基準があったり、昇給・昇格が何月にあるか決まっていたりしますが、個人経営店ではオーナーの判断で随時昇給・昇格するお店も多いです。オーナーが現場に立っているからこそできる個人店の魅力のひとつですね。
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料理人のいる魚屋 かず家 店主 鈴木 一史さん
「言葉で説明するだけでは、理解も実践もしにくいですよね。だから結局、仕事に取り組む姿勢は、自分自身の姿で見せるしかないと思っています。実際に自分で示していくと、理解・共感してもらえることが多いですね。それから、やっぱり頑張った分の評価は大事です。評価も、給料という形が一番わかりやすいので、社員・アルバイト関係なく、給料に反映しています」……続きはこちらから
1-3.お店の仲間ともお客様とも長く付き合っていきたい人

全国展開をしているお店であれば、県をまたぐ異動があったりして、せっかく仲良くなれたお客さん、スタッフとの別れがあることもしばしば…。スタッフさんとの信頼関係を築くのは決して簡単なことではありませんし、せっかく自分に会いに来てくださるお客様ができたのに異動で会えなくなってしまった…なんてすごく寂しいですよね。1店舗のお店であればもちろん異動はありませんし、ドミナント出店している個人店であれば、異動とはいえども目と鼻の先に前のお店があったりするので、お客様ともお店の仲間とも長いお付き合いが可能です。
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大衆料理 とり吉 市川店 店長 小峰丈晴さん
「アルバイトの卒業の会に社会人になったメンバーも呼ばれていたのですが、その人がアルバイトリーダーにこう言ったそうです。『最後までやめるなよ。俺は最後までとり吉にいたおかげで、職場ではすごく仕事ができるやつになっているんだぞ』と。何度もやめたいと訴えていたアルバイトリーダーが『先輩に言われました』と報告してくれたんですよ。言ってくれたほう言われたほう、どちらもありがたいですよね」……続きはこちらから
有限会社 一滴八銭屋 代表取締役 大薮 由一郎さん
「この店で会って結婚されたお客様もいらっしゃるんですよ。『18年前にあそこのテーブルで、彼からあの言葉をもらって結婚できました』と、お子さんを連れてこられたり。テーブルの1つひとつにお客様の思い出があります。食べものを提供するだけではなく、誰かの思い出の場所になる。」……続きはこちらから
2.個人店って休めないイメージありませんか?

実際にはそんなことはありません。「月8日休み」、「月6日休み(木曜定休+他2回)」、「オフィス立地で土日祝は休み」、「スタッフありきの出店ペースだから人がいなくて休めないということがない」、など、スタッフ目線でお店を作っているお店が非常に多いです。また「月の休みは選択制(給与に変動あり)」というお店もあり、自分のライフスタイルに合わせて決められるお店もあります。G.W.や夏季休暇、年末年始休暇もあるお店も増えてきています。
3.募集要項がわからない…HPがない…、個人経営店の求人の探し方

最近の飲食店は、個人店かチェーン店か見分けるのが非常に難しいです。お客様視点でお店を見ていると、個人店だと思っていたお店が実は知っているような会社が運営していることもありませんか?また個人店だと、「お店のHPがない」、「HPはあるけど採用情報はのっていない」ということもしばしばあると思います。働くお店を探しているのですから、どんな人がオーナーで、どんな仲間と働くのか、休みは何日間とれていて、給与はいくらなのか、応募する前にあらかじめ知っておきたいですよね。グルメキャリーでは常時「個人店特集」を設けており、1~3店舗までの規模で展開している個人店が見つけられます。給与・待遇はもちろん、グルメキャリ―スタッフから見たオーナーの印象や、お店の特徴を細かく記載しているのでぜひご活用ください。
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