【首都圏の2020年前半のスペイン料理店での給与相場】
テレビやグルメ情報誌等でもここ数年でスペイン料理店やスぺインバルがたくさん取り上げられるようになり、気になるお店や雰囲気の良いお店を見つけて働いてみたいと思った人も多いのでは。そこで、今年前半期の気になる首都圏のスペイン料理店とスペインバルで求人があったお店の平均月給を紹介します。調理・キッチンスタッフ
・平均月給 25.3万円~31.3万円ほかの業態と比べても大きくは変わりませんが、経験によって給与は変化します。ベテラン・即戦力になるような人であれば月給30万円を超えたりするようです。もちろん経験により左右されますが、フランス料理やイタリア料理ほどお店の数は多くありませんのでスペイン料理の経験・知識のあるなしは、採用の合否に占めるウェイトは大きくないようです。スペイン料理初心者であっても、本人のやる気や人柄などが採用を左右することが大きいようです。もちろん入店してからお店のルールやスペイン料理の知識を学びどんどんお店に貢献することにより給与UPは見込めるでしょう。
ホールスタッフ
・平均月給 26.3万円~31.5万円こちらも飲食業界の中では標準的な給与額です。一般的な接客ができれば問題はないようですが、接客全般を主に任されるので、お客様からスペイン料理やワイン、サングリア等について聞かれたりする機会もあるかもしれませんね。初心者であっても、店長や料理長、先輩スタッフから色々聞いて常にスキルアップを心がけましょう。
ちなみに即戦力となるような経験豊富なベテランの料理長・料理長候補クラス、店長・店長候補クラスの給与は
料理長・料理長候補
・平均月給 31.6万円~39万円店長・店長候補
・平均月給 34万円~46万円になるようです。
ちなみにアルバイトの平均時給は
キッチンアルバイト
・ 平均時給 1071円~1500円ホール・サービスアルバイト
・平均時給 1100円~1500円※上記は求人情報での表示額での平均のため、各店舗・各企業により待遇や見込み残業代等が含まれている場合がります。
※新型コロナウィルスの感染拡大の影響で2020年3月以降有効求人倍率が低下しています。そのため現在の給与体系にも影響が出ていますのであくまでもご参考程度にお考えください。
【今更聞けない、スペインについて知っておこう!】
気になる給与相場がわかったところで、実際にスペイン料理店で働きたいと思ったことでしょう。そこで次に簡単なスペインの豆知識と主な料理を紹介します。
スぺインの国土と人口
国土:50.6万平方キロメートル(日本の約1.3倍)
首都:マドリード(マドリード市の人口は327万人)
人口:約4693万人 ※約10%にあたる485万人は外国人(2019年1月)
出典:外務省
スぺインの気候と農産物
【南部エリア】
・地中海性気候に属するスペインの地中海沿岸ではその特性を活かし、乾燥に強いオリーブやブドウの栽培が盛んである。もちろん、スペインといえばオリーブとイメージが結びつくようにオリーブの生産量は世界1位で全世界の生産量の1/3を占めている。他にはブドウ(主にワイン用)やオレンジの生産も盛んである。【中央部】
首都マドリードを含む中央部エリアの夏は暑く、冬は寒い。また昼夜の寒暖差が大きいため、ブドウの生産量が多い。【北部】
海洋性気候に属する北部エリアは、夏は涼しく、冬は温かいので、牧畜が盛ん。また大麦や小麦等の生産量も多い。スペイン料理店で働くなら必ず知っておきたい料理
次にスペイン料理店には必ずあるメニューについて紹介します。実際にスペイン料理店で食事をしたことがない人でも、名前を聞いたり、テレビで見たことはあるものが多いはず。スぺインの主な料理
スペインを代表する米料理。平底の丸いフライパンの上で野菜や魚、肉と一緒に米をスープで炊き込んだものです。
小さなニンニク(アヒージョ)を刻み、オリブオイルで煮込んだタパス料理の1つ。エビやマッシュルームなど使たものをはじめ、バリエーションは多いです。
ピンチョ(串)を使った手軽な料理で、主に小さなパンの上に肉や野菜などが添えてある。最近では串をつかわないものもピンチョスと呼ぶこともあるそうです。
冷たいスープ。主にトマトを使ったガスパチョが多いが、タマネギやキュウリの他、セロリやニンニク等も使うものがあります。
ジャガイモやタマネギなどと一緒に溶き卵で丸く焼いたスペイン版オムレツ。名前が似たものにトルティーヤがあるが、これはメキシコの主食でトウモロコシの粉から作る薄く伸ばしたパンです。

【ちょっと一休み。スペインバルって?】
日本でもここ数年で「スペインバル」、もしくはバルという言葉のイメージがすっかり浸透していますね。バルとは主に軽食を含む食事とアルコールを楽しめるお店のことです。現地スペインでは、朝、昼、夜、と常に人の出入りがあるほど、生活に欠かせない場所です。
日本でも居酒屋を“ハシゴ”するなんて言葉があるように、スペインでも1軒目はあそこのバルで、2軒目は隣のバルで、〆にはいつものバルでなんて“ハシゴ”するのが普通なんだそうです。
【スペイン料理店への転職成功者インタビュー】
さぁここまで読んでいただきGracias!最後に、グルメキャリーを見て実際にスペイン料理業態に転職が成功した、大貫さんのインタビュー(転職成功者インタビューvol.35:カギサングループ・株式会社ルアン スペインクラブ茅ケ崎 編)を紹介します。大貫さんは、前職までのワインバルでの経験をステップアップに、今度はワインやホスピタリティについてさらに探求したくて転職を決めました。