九州の食べんといかんばい~佐賀編~ 「唐津Qサバ」
佐賀県の海の幸といえば呼子イカが有名ですが、それに続く新名物が「唐津Qサバ」(からつキューサバ)!いわゆるマサバのことなのですが、唐津Qサバは完全養殖によって育った魚なんです。
唐津Qサバは、佐賀県唐津市と九州大学の共同研究によって誕生しました。人工ふ化させた仔魚を稚魚から親魚まで育て、その親魚が産んだ卵をまた人工ふ化させる完全養殖です。
数年の試行錯誤を経て誕生した唐津Qサバは、刺身で食べるのが一番!ご存知の通り、サバを生で食べると食中毒の危険性があるため、加熱処理を行うのが一般的です。
しかし唐津Qサバは、食中毒の原因である寄生虫・アニサキスを軽減する養殖方法を行っているため、生でも安心して食べることができるのです。
そして唐津Qサバは天然のマサバと比べ、年間を通して脂のノリが安定しているという特徴も!餌の成分の管理ができる養殖ならではの利点ですよね。様々な条件に左右される天然ものと比較すると、脂のノリは倍以上もあるんです。
ちなみに唐津Qサバの「Q」には、「九州大学」「研究」「究極」「クオリティー」などの意味が込められています。
誕生してまだ数年ですが、唐津市の飲食店を中心にどんどん需要は広がっており、全国展開も期待されています。あなたのご家庭の食卓に、唐津Qサバが並ぶ日は近いかも!?