九州の食べんといかんばい~宮崎編~ 「キンカン」
たくさんのトロピカルフルーツを生産している宮崎県ですが、中でもダントツの生産量日本一を誇るのが「キンカン」!なんと全国の70%を占める割合なんです。
柑橘類として扱われることが多いキンカンですが、実は独自の金柑属という分類に属している果物。原産地は中国で、日本には江戸時代に伝わったとされています。
みかんなどの柑橘類は皮をむいて食べるものが多いですが、キンカンは皮ごと食べられるのが特徴です。ほどよい皮の苦味と、ジュワッと果肉の甘味が口の中で広がり、パクパク食べられちゃいます。
キンカンの皮にはビタミンCがたくさん含まれており、昔から「風邪が流行るとキンカンが売れる」と言われるほど。
また、皮に含まれるヘスペリジンという成分は、様々な研究で健康維持が期待できることが分かっています。血中コレステロール値の改善、抗アレルギー作用、発ガン抑制作用など、たくさんの効果が期待できるんです!
そんなキンカンの中でも、より大きくより甘い完熟キンカンがブランド化されています。その名も「たまたま」!
温室栽培で開花してから210日以上を樹上で完熟させ、直径2.8cm以上、そして糖度16度以上という基準をクリアしたものを「たまたま」と名乗ることができます。その味は、キンカンとは思えないほどフルーティーで甘く、苦味は一切ありません。
同じく210日以上を樹上で完熟したものでも、直径3.3cm以上、糖度18度以上の基準をクリアすると、「たまたまエクセレント」を名乗ることができます!
これは全体生産量のわずか2~3%しか収穫できず、一層甘味が強くマイルドな口当たりです。たまたまエクセレントは、「キンカンの最高峰」と言われるほど最上級の品質なのです。
キンカンが出回る時期は1月中旬~3月中旬で、今が最も美味しい旬のとき!通販で購入もできるので、ぜひ生のまま丸かじりで味わってほしい南国フルーツです。