長野の食べとくれや 「山賊焼き」
山賊焼きとは、大ぶりな鶏もも肉やむね肉に、にんにくベースの味付けをして片栗粉や小麦粉の衣をまぶして揚げたもの。多くの信州人の心をつかんで離さない郷土料理です。特に中信地区(松本市・塩尻市・安曇野市など)で圧倒的に人気があり、様々なお店で扱われています。豪快な見た目とにんにくの効いた深い味で、お酒にも抜群に合うんですよ!表面はサクサクで中の肉はやわらかいのがヤミツキになります。
◆名前の由来
山賊焼きの名前の由来にはいくつかの説があります。
松本市のお店が、山賊は物を「取り上げる」⇒「鶏揚げる」から命名したという説や、山賊のように丸ごと豪快に手づかみで食べたからという説も。実際に山賊が食べていた料理…というわけではないのですね!
◆焼いていないのに「山賊焼き」
山賊焼きは、基本的に油でカラッと揚げたもののことを言います。しかし、昔は油を少量入れた鉄鍋で焼いていたそうです。その名残で、今でも山賊焼きと呼ばれているのですね。
長野県のガッツリ系郷土料理、ぜひ一度ご賞味ください!