細長い麺のような形状が似ている「はるさめ」と「ビーフン」ですが、
どちらも中国発祥の食材です。2つの違いは一体何でしょうか?
はるさめ | ビーフン | |
原材料 | 豆・イモ類のでんぷん | うるち米のでんぷん |
中国名 | 粉条/粉絲 | 米粉 |
>>>はるさめって?
はるさめは、緑豆・じゃがいも・さつまいも等のでんぷんから作られる乾麺です。
でんぷんと水を混ぜ合わせた生地を細い麺状にし、熱湯で茹でた後に乾燥させます。
でんぷんを原料としていることで、はるさめの特徴であるなめらかな食感が
生みだされているのです。
【はるさめの由来】
中国語ではるさめは「粉条(フェンティアオ)」や「粉絲(フェンスー)」と呼び、
「春雨」は日本独自の呼び方です。はるさめはその細さや透明感が春の雨を
連想させることから付けられたと言われています。日本らしい名前の付け方ですよね!
>>ビーフンって?
ビーフンは、うるち米のでんぷんから作られる麺です。
精米し、米粉にしたものに水を加えて混ぜ合わせた生地を麺状にした後、乾燥させます。
昔はうるち米100%で作られていましたが、近年はとうもろこしのでんぷんや
コーンスターチ等を混ぜて改良されています。
ビーフンは中国語で「米粉(ミーフェン)」と呼び、日本での「ビーフン」という呼び方は
台湾語寄りの発音からきたのではないかと言われています。
ビーフン発祥の地域では小麦粉の生産量が少ないため、代わりにライスヌードルを
日常的に食べていました。今でも東南アジアでは、このような米粉から作られた麺が
主食として広く食べられています。
>>>まとめ
はるさめもビーフンも日本では乾燥食品として販売されているため、
長期保存可能な便利な食材です。また、どちらも製造過程で加熱処理がされているので
消化が良いのです!ぜひ様々な料理で活用してみてくださいね!