関西の食べなあかんやん~京都編~ 「あぶり餅」
京都に来たら和菓子を食べるという人は多いのではないでしょうか。
古い歴史を持つ古都京都で、1000年前から変わらず愛されている和菓子があります。
きな粉をまぶしたお餅を親指サイズにちぎり炭火で炙ります。
美味しそうな焦げ目がついたら、特製の白味噌を絡めて出来上がり!
その名も、京都・今宮神社の名物「あぶり餅」です。
実はこの今宮神社は、別名玉の輿神社として広く知られています。
徳川5代将軍・綱吉の生母であり、今宮神社とゆかりの深い桂昌院(お玉)が
八百屋の娘から、高い地位まで登りつめたことからそう呼ばれるようになりました。
さらにご利益は神社だけではないんです!
平安時代に疫病が蔓延した際、無病息災を祈りお供えしたあぶり餅を食べたことで、
疫病を免れたということから厄除けの菓子として長く愛されています。
今宮神社近くには昔ながらのあぶり餅を食べられる老舗の和菓子店が2店舗あり、
そのうち1つは日本最古の和菓子店として知られています。
向かい合わせにお店を構えているので、お腹に余裕があれば食べ比べも♪
美味しい上にご利益もあるあぶり餅を食べながら、京都の歴史に触れてみて下さい!