関西の食べなあかんやん~大阪編~ 「はりはり鍋」
大阪では馴染みの、簡単で美味しい鍋料理「はりはり鍋」についてご紹介します!
はりはり鍋は、鯨肉・水菜・だし(鰹や昆布)で作られたシンプルな鍋料理です。
名前の「はりはり」は、水菜のシャキシャキとした食感を表現しています。
今では捕鯨の規制があり、鯨肉を口にする機会はあまりないと思いますが、
戦後の日本は捕鯨が盛んであったため、安価で手に入りやすく、
栄養価も高いことから、学校の給食でも提供されるほど身近な食材でした。
また、「鯨は捨てるところがない」と言われるくらい、肉・油・骨まで使用されていました。
そんな鯨肉を、よりおいしく食べるために考案された料理の1つがはりはり鍋です!
しかし、最近ではなかなか手に入らない鯨肉の代わりに、
鴨肉や豚肉を使ってはりはり鍋を作るお店もあります。
豚肉のはりはり鍋なら、自宅でも簡単にできるのではないでしょうか。
鯨肉は昔に比べて、市場などで出回る数も少なくなっていますが、
大阪に訪れた際は、昔なつかしい鯨肉のはりはり鍋を味わってみて下さい♪