関西の食べなあかんやん~兵庫編~ 「炭酸せんべい」
兵庫県の名湯、「有馬温泉」「城崎温泉」「宝塚温泉」を訪れた方は必ずと言っていいほど
目にする定番土産の「炭酸せんべい」。優しい甘味とサクサク軽い食感、その美味しさと
食べやすさで、気付けば手が止まらなくなるはず!
【炭酸せんべいとは】
明治時代から続いている銘菓で、炭酸の成分を含んだ温泉(炭酸泉)を、
小麦粉・砂糖・でんぷん等と練り合わせて形成し焼き上げていることから名付けられました。
炭酸が入っているので、パリッと軽い食感に仕上がっています。
【炭酸せんべいの作り方】
炭酸せんべいには「手焼き」と「機械焼き」、2種類の焼き方があります。
手焼きは、職人が1枚1枚焼き型で圧をかけて一気に焼き上げます。
機械焼きは、専用の機械に生地を流し込み、数枚ずつゆっくりと焼き上げます。
焼き方によって食感が少し異なり、手焼きの方はパリっと、機械焼きは手焼きに比べて
少しソフトな口当たりになるそうです。それぞれ食べ比べてみるのも良いかもしれませんね♪
昔ながらの変わらない味、炭酸せんべい。
そんな炭酸せんべいも時代と共に進化していることをご存知ですか?
胡麻や海苔、抹茶、ムラサキイモ等を練り込んだ「創作炭酸せんべい」。
2枚の炭酸せんべいでバニラ・いちご・チョコレート等のクリームを
サンドした「炭酸クリームせんべい」。
これらの新しい炭酸せんべいは、さまざまな色合いや風味を楽しむことができます。
似ているものに「ゴーフル」という焼き菓子がありますが、
ゴーフルと違って牛乳やバターが使用されていないので、甘さや軽さが異なります。
伝統的な懐かしい味と新しい味、子どもから大人まで愛される銘菓を、
兵庫県の温泉街を散策しながらぜひ味わってみて下さい!