長野の食べとくれや 「おやき」
「おやき」は駅の売店や土産物売り場、スーパーなど至る所で売られている長野のソウルフードです!小麦粉やそば粉で作った皮に、あんこや切り干し大根などの餡を包み込み焼いたもので、焼き餅・あんびん・ちゃなこなどとも呼ばれています。
発祥は、北信地方や安曇野地方。冬季における米の代用食として各家庭に受け継がれ、毎年お盆の8月14日には仏前の供物として備える風習がありました。次第に観光資源としての価値が高まり、おやきを常食する文化のない地域も含めて、長野県全域の名物として広まったのです。1980年代後半以降には、おやきの専門店も登場。同様の粉物(こなもん)食品は長野県のみならず、気候や地形・水利の関係で稲作が難しい地域で作られています!
餡の材料には野菜・山菜が用いられるのが一般的です。長野県の名物である野沢菜漬もよく入れられるのですが、こちらは観光客にも大人気!このほか茄子、おから、きのこ、かぼちゃ、切り干し大根、複数の野菜を混ぜたもの、胡桃など様々な種類があります。太平洋・日本海沿岸の地区では、塩秋刀魚や鰯などの魚を餡に用いることもあるんだそう。近年は、小豆餡やかぼちゃ餡を入れたスイーツ系のおやき、カレー味やチーズ入りのピザ風おやきなどバリエーションが豊かになっているんですよ。
おやきは、軽食にはもちろんですが食べ歩きやお土産にも最適!
ぜひご賞味くださいね☆