九州の食べんといかんばい~福岡編~ 「やきとり」
モツ鍋、水炊き、ラーメンなど、たくさんの絶品グルメがある福岡県で、他県の方に見落とされがちなものがあります。それは「やきとり」!実は福岡はやきとり店数が日本一なんです!毎夜、仕事帰りのビジネスマンやOL、家族連れまで、老若男女に愛される福岡のやきとりをご紹介します。
まず、やきとりを注文すると、ほとんどの店で酢ダレがかかったキャベツが出てきます。そのキャベツの上に、焼き上がったやきとりがどんどん並べられていくスタイルが一般的です。やきとりが出てくるまでビールのおつまみにもなり、合間の箸休めとしても口の中をサッパリさせてくれるキャベツは、やきとりとの相性抜群!しかも、ほとんどの店でキャベツのおかわり自由!なくなったら無料で追加してくれます。このように、キャベツと福岡のやきとりとは、切っても切れない関係なんです。
また、福岡のやきとりには他県とは違うもう一つの特徴が。数ある部位の中でも、定番は「豚バラ」!おそらく、福岡県民は必ずと言っていいほど豚バラを注文します。やきとり屋には豚バラがあると思っているので、他県のやきとり屋で鶏しかないことに驚くのは“福岡あるある”なんだとか。
豚バラと共に定番なのが「とりかわ」です。特にこのとりかわは店ごとに特徴が出るので、とりかわをウリにしている店も多数あります。鶏の首皮をねじりながら串にぐるぐると巻き、焼いては寝かせを繰り返すことで、表面はカリカリ、中身はジューシーでモチモチ食感になります。ぺろりと食べられてしまうので、数十本単位で注文するのが常識です!
このように、福岡では独自のやきとり文化があるんです。安価な店から高級志向まで、最近では様々なやきとり屋が楽しめます。福岡にお越しの際は、やきとり屋で豚バラととりかわをぜひご賞味ください!