関西の食べなあかんやん~奈良編~ 「飛鳥鍋」
少しずつ秋めいてきた今日この頃、温かい鍋が恋しい季節になってきました。
鍋料理の中でも、低カロリーでヘルシー、野菜をたくさん食べられるとあって、若い女性を中心に人気のあるミルク鍋ですが、このルーツになっている「飛鳥鍋」をご紹介します。
そもそも牛乳が日本に伝わってきたのは、今から1300年以上も前、飛鳥時代のことだと言われています。唐(中国)から入ってきた牛乳はかなりの貴重品で、孝徳天皇に献上されたという記録も残っています。また、当時、牛乳は薬として扱われていたそうです。その牛乳で鶏肉を炊いて食べたのが、「飛鳥鍋」の始まりなんですね。
飛鳥鍋は、牛乳をベースにした料理です。薄口醤油で味付けした出汁で、野菜や鶏肉を煮ていき、最後に牛乳を加えます。ポイントは、牛乳を入れた後に煮立たせないこと!
白味噌を加えるとクリーミーな中にもコクが増すので、ぜひ試してみてください。また、〆にチーズとしらたきを加えて、カルボナーラ風にするのもおすすめですよ♪