どうして必要?三大栄養素の働きをご紹介
私たちが普段口にしている食べ物には色々な栄養素が含まれています。そのうち【蛋白質】【脂質】【糖質】は三大栄養素と呼ばれ、私たち人間の生命維持や身体活動などに欠かせないエネルギー源となっています。
無理なダイエットや偏食など、食生活の乱れが問題になっている昨今。三大栄養素の大切さと働きについてお伝えします!
■蛋白質とは■
私たちの筋肉や骨、皮膚、臓器、毛髪、血液、酵素、ホルモンなどを作る原料となります。蛋白質は、約20種類のアミノ酸が結合してできています。
アミノ酸の中には、体内で合成することができないために、食品から摂取しなければならない物も。そうしたアミノ酸は「必須アミノ酸」と呼ばれ、成人の場合は9種類、子供の場合は10種類あります。
■不足すると起こること■
脳の働きが鈍る、体力・スタミナの低下、貧血、肌荒れ、抜け毛、病気に対する抵抗力低下など
■蛋白質を含む食べ物■
たまご、魚、肉など
■脂質とは■
三大栄養素の中で、最も高いエネルギーを得られるのが脂質。体温を保ったり、肌に潤いを与えたり、ホルモンの働きを助ける(特に女性ホルモン)といった働きも。美しい肌や髪のためにも、ある程度の脂質は必要といえます。ただ、摂り過ぎると肥満などの原因に。
■不足すると起こること■
成長が遅れる、皮膚障害(湿疹)、血管がもろくなる、皮膚のかさつき、脂溶性ビタミンの吸収率低下など
■脂質を含む食べ物■
植物油、動物性油、バター、種実など
■糖質とは■
脳や筋肉が働くための重要なエネルギー源で、脳や神経系に対する唯一の栄養源。疲労の回復、筋肉の運動や体温の維持にも必要な栄養素です。糖質をエネルギーに変えるにはビタミンB1が必要なので、豚肉やレバーなどのビタミンB1が豊富に含まれている食品と上手く組み合わせて摂取しましょう。
■不足すると起こること■
エネルギー不足による疲労感、集中力・学習能力の減退、不眠、イライラ・不安など
■糖質を含む食べ物■
米、パン、芋など
三大栄養素をしっかり摂り入れたバランスの良い食事を心掛け、健康な毎日を過ごしましょう!