関西の食べなあかんやん~大阪編~ 「豚まん」
この写真を見て、「肉まん」と「豚まん」のどちらの名前が思い浮かびましたか?「豚まん」を連想したあなたは関西にゆかりがある方なはず!今回は、たこ焼きやお好み焼きと同じくらい、大阪で愛されているご当地グルメ「豚まん」をご紹介します。
「肉まん」とは「肉まんじゅう」の略で、豚肉・玉葱・干ししいたけ・生姜・タケノコなどの野菜をみじん切りにした餡を生地で包んだものを指します。
実は「肉まん」も「豚まん」も基本的な作り方や材料は同じ!それなのにどうして名前が違うのでしょうか?
この名前の違いは、日本の農耕の歴史によるものなんです。
昔から、関西では牛を、関東では馬を主に農耕用の家畜として利用していました。そしてその牛が引退すると、食用として用いることが多かったそう。また、明治維新を皮切りに海外の食肉文化がさらに広まったこともあり、関西地域で肉と言うと牛肉を指すことが一般的になったのです。つまり、「肉まんじゅう」という名前では牛肉を使っていると誤解されるため、関西では「豚まんじゅう」という名前が定着しているんですね。
ちなみに、お店で商品を購入した際についてくる「アレ」にも地域性があるってご存知ですか?
関西(主に大阪)では辛子が、九州では酢醤油と辛子がついてくるのが一般的だそうです。ちなみに関東では何もついてこないケースが多い傾向にあるらしいですよ。国内旅行でコンビニに立ち寄った際、何がついてくるかに注目してみるのも面白そうですね!
大きくてぎっしりと餡が詰められた「豚まん」は、ジューシーで食べごたえ抜群!大阪に訪れた際は、ぜひとも粉もんと一緒に豚まんも召し上がってみてください♪