うわさのリコピンの効果って…?
よく耳にする栄養素「リコピン」。天然の色素成分であるカロテノイドの一種です。でもリコピンにどういう効果があるのかまで知っていますか?今回は意外と知らない、リコピンについてお伝えします!
紫外線から肌をブロック!
リコピンが持つ抗酸化作用はビタミンEの約100倍!抗酸化力がとても高いため、紫外線によるシミやシワの原因である活性酸素を除去する作用があります。日焼けの予防はもちろんですが、日焼け後の回復サポートにも役立ちます!
目の健康にも!
リコピンは、活性酸素を原因とする視覚機能の低下に有効であるといわれています。また、加齢によって起こる白内障や黄斑変性症などの視覚障害の予防や改善にはルテイン(カルテノイドの一種)が効果的ですが、リコピンもルテインとの相互作用で効果を発揮することが明らかとなっています。
生活習慣病の予防に!
さらにリコピンの持つ抗酸化作用は、悪玉(LDL)コレステロールの酸化を抑え、血流を改善します。リコピンの血流改善作用は代謝の活発化につながるため、肥満を予防し生活習慣病の改善効果が期待されています。
どんな食材に含まれているの?
リコピンといったらやっぱりトマト!完熟トマトでは1kgあたり約50mgのリコピンが含まれていますが、熟していないトマトのリコピン含有量は、その10分の1である5mg程度しか含まれていません。
リコピンは油に溶けやすく熱に強い成分。そして加熱した方が吸収率がアップします!そのため効率良く摂取するには、トマトソースやケチャップなどを使用した加熱料理が有効です。
リコピンの効果的な摂取量は1日15mg程度であり、これは大きめのトマト約2個分に相当しますが、トマトジュースなら1缶(約150mℓ)で摂取できます。
リコピンには昔から「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるほど、栄養価が高い成分。毎日積極的に食事に取り入れて、しっかり摂取していきたいですね☆