北陸の食べてみられ~新潟編~ 「かきのもと」
新潟県では江戸時代から、菊の花を食べる風習があります。綺麗な赤紫色の食用菊「かきのもと」。食べる部分は主に「花びら」です(がくも食べられます)。
この綺麗な赤紫色の源は「アントシアニン」という色素で、視力改善作用があります。また、アントシアニンの他にも抗炎症作用や発ガン予防効果のあるサポニンや食物繊維なども含まれており、栄養たっぷりな食材なのです。おひたしが定番で、酢の物・汁物の具材としても食べられています。
かきのもとという名前の語源は「柿の実が色づく頃に花が咲くから」など諸説あります。しかし、中越地方では「おもいのほか」と呼ぶそうです。こちらは食べてみたら「おもいのほか」美味しかったから…が語源だそうです!
菊ならどれでも食べられるというわけではありません。食用の品種があり、生産方法も違います。食べてみようかな、と言う場合は「食用菊」であることを確認してくださいね。