九州の食べんといかんばい~鹿児島編~ 「温たまらん丼」
観光地として人気の高い、天然の砂蒸し温泉で有名な鹿児島県指宿市。ここに、温泉地ならではの「温たまらん丼」というものがあります。温たまらん丼とは、温泉で有名な指宿市に新たな目玉を作ろうと、2009年に誕生したばかりの新しいご当地グルメです。
温たまらん丼の「温たま」とは、「温泉たまご」のこと。それに、“美味しくてたまらない”をかけ合わせて「温たまらん丼」という名前になりました。
もちろん、温泉たまごは指宿名物の砂蒸し温泉で調理!砂蒸し温泉がある海岸一帯には、約70~80℃のお湯が流れており、近くの源泉で「砂蒸し温泉たまご」は作られます。卵も普通のものではなく、特産のカツオの頭を砕いた粉と、さつま芋を混ぜた餌を食べたニワトリから産まれる「さつま芋卵」を使用しています。DHA(ドコサヘキサエン酸)を多く含んだカツオの頭のおかげで、とても栄養豊富な卵です。
気になる丼の具は、地元産の食材を用いることが条件。名物の黒豚や、和牛、鰻や海鮮など、お店によってバリエーションは様々。一つとして同じ丼はありません。とろとろの濃厚な温泉たまごが具材に絡み、どんな食材でも包み込んでくれます。
指宿市内で「温たまらん丼」を提供する飲食加盟店は、続々増加中。各地のイベントに参加してPR活動にも力を入れており、全国にその名が広まる日も遠くなさそうです。
指宿を訪れた際は、砂蒸し温泉でリフレッシュ&温たまらん丼を楽しんでください!