九州の食べんといかんばい~佐賀編~ 「サザエのつぼ焼き」
佐賀県唐津市にある波戸岬(はどみさき)は、東松浦半島に突き出た小さな岬です。青い海が広がる美しい風景で、周辺では釣りやキャンプ、海水浴などが楽しめます。また、玄界灘に面するこの波戸岬では、たくさんの美味しい海産物が食べられます。その中でも、波戸岬名物となっているのが「サザエのつぼ焼き」です。
波戸岬入口の駐車場には、サザエのつぼ焼きが食べられる屋台が十数軒連なっています。海女さんによってとられたサザエは鮮度抜群で、食欲をそそる炭火の匂いがあちこちの屋台から漂ってきます。
波戸岬のサザエには、ゴツゴツしたツノがついている特徴があります。これは波が荒い玄界灘で、たくましく育った証拠。波の静かな内湾で育ったサザエにはツノはなく、味はさほど変わらないのですが、ツノのある方が見た目が良くなるので値段が高くなります。しかし波戸岬の屋台では、サザエが3~4個で500円程度というリーズナブルさ!もちろん他にも、呼子名物のイカ、牡蠣やアワビなど、新鮮な海の幸が味わえます。
動物性食品には比較的少ないカロテンがサザエには多く含まれており、老化防止が期待できるビタミンE、疲労回復に良いタウリンの含有量は魚介類でトップクラスです。カリウムや亜鉛などのミネラル類も多いので、実はサザエは栄養満点!
そして春からが最も美味しい旬を迎えます。休日には観光客や地元客で賑わう波戸岬。朝から営業しており夕方には閉まってしまうので、早めに行くことがオススメです!