九州の食べんといかんばい~宮崎編~ 「チーズ饅頭」
宮崎県のお土産の定番、「チーズ饅頭」をご存知ですか?お土産だけでなく、地元の人々におやつとしても人気なのですが、その名の通りチーズが入っているお饅頭です。
お饅頭の餡の代わりにチーズが入っているという、和菓子と洋菓子の斬新な組み合わせ。しかし、お饅頭の皮を柔らかいクッキーのような生地にしており、中のチーズも植物性のものを使用しているため、さっぱりした甘すぎない味。一口食べれば、意外な組み合わせも違和感なく受け入れられます。
チーズ饅頭は、1980年頃に宮崎県で誕生しました。しかし、元祖を名乗る店舗が複数あるため、誕生した経緯が曖昧なんです。知名度が上がったきっかけは、宮崎に乗り入れていた航空会社のCA達の間で美味しいと話題になり、そこからメディアを介して人気になったのが有力のようです。
現在、県内でチーズ饅頭を販売している店舗は250もあるといわれています。その種類は様々で、しっとりタイプやザクザク食感の生地、中のチーズもチョコレートや抹茶、宮崎らしいマンゴー風味なんてものもあるんです。店によって特徴があるので、自分好みのチーズ饅頭を探すのも楽しそうですね。
チーズ饅頭はあまり日持ちしないため、できれば作られた日に食べるのが一番美味しく頂けます。品質が落ちないよう、通販を行っていないお店も多いようです。訪れたら必ず食べてほしい、チーズ饅頭。和と洋を両方兼ね備えているので、お供には日本茶や紅茶、コーヒーなど、何にでも合いますよ!