北陸の食べてみられ~新潟編~ 「ぽっぽ焼き」
「ぽっぽ焼き」とは、祭りや花見、朝市の会場などの屋台で売られている、新潟では定番のお菓子です。蒸気でふわふわもっちりに焼きあげられ、黒砂糖の素朴な風味が特徴のどこか懐かしい味。焼き器から蒸気がもくもくと上がるので「蒸気パン」と呼ぶ地域もあります。細長いパンのような見た目のお菓子で、発祥は明治初期、新発田市で考案されたと言われています。その実態は、薄力粉に黒砂糖と水、炭酸、ミョウバンを加え、専用の焼き器で焼き上げられたもの。
焼き器からもくもくと蒸気が出るため蒸し菓子と誤解される事もありますが、蒸気は焼き器本体を炉熱から守るラジエータから発生したものであり、蒸気で生地を蒸しているわけではありません。
この「ぽっぽ焼き」もしくは「蒸気パン」という名前ですが、由来には様々な説があります。
蒸気が上がる様子が蒸気機関車(ポッポ)に似ていることからぽっぽ焼きと呼ばれるようになった説や、焼き上がりが「蒲(ガマ)の穂」に似ていることから「穂っぽい焼き」が訛ってぽっぽ焼きとなったとする説など…
地元の人々を夢中にしているぽっぽ焼き。屋台では大行列が出来るほど愛されています。
新潟の屋台でしか売ってないの?と思われたかもしれませんが、なんと今はオンラインでも購入することができます!
気になった方や、久しぶりに食べたくなってきた人は要チェックです!