同じ「卵」を使った料理である、「スクランブルエッグ」と「炒りたまご」の違いをご存知でしょうか?実は、ただ名前が違うだけじゃないんです!
スクランブルエッグ | 炒りたまご | |
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味つけ | 卵に牛乳や塩コショウなどを入れ、油やバターで炒めたもの。洋食。 | 卵に塩や砂糖などを入れ、4~5本の箸でほぐしながら炒めたもの。和食。 |
出来上がり | 半熟の状態でふわふわ・とろとろに仕上げることが多い。 | 卵がパラパラの汁気がない状態になるまでしっかり炒めて仕上げることが多い。 |
上の表からも分かるように、卵に混ぜる調味料や炒め方に違いがあるんですね。
>>>スクランブルエッグって?
英語で書くと「scrambled eggs」、発音すると「スクランブルドエッグ」になります。この場合の「スクランブル」は、「ごちゃ混ぜにする」「かき混ぜながら焼く」という意味です。
スクランブルエッグは、卵に牛乳や生クリーム、塩コショウなどを入れて、フライパンで半熟になるまでかき混ぜながら炒める料理のこと。完全に火を通すのではなく、半熟の状態でフライパンから下ろし、ふわふわ・とろとろに仕上げるのがポイントです。
単品でケチャップをかけて食べられることが多いですが、他にもトーストに乗せたり、サンドイッチの具材にしたり、サラダにかけたり、チーズやハムと一緒に炒めたりして食べます。ホテルの朝食バイキングなどでもポピュラーなメニューですよね。
>>>炒りたまごって?
炒りたまごは、卵に塩や砂糖、しょうゆやみりんなどを入れて炒める料理です。フライパンで炒める際に、数本の箸でたまごをほぐしながら火を入れます。スクランブルエッグと違って、汁気が飛んでパラパラとなるまで炒めるのがポイントです。「そぼろ」と言うとイメージしやすいかもしれませんね。ちなみに、半熟状態の炒りたまごは「びしょ玉」「半炒り」など、別名で呼ばれます。
単品よりも、ご飯に彩りとしてかけていただくことが多いです。鶏そぼろなどと合わせたカラフルなそぼろ丼や、五目寿司、おにぎりの具などに多く使われていますね。
>>>まとめ
スクランブルエッグを洋風炒りたまごと呼ぶこともありますが、基本的にスクランブルエッグと炒りたまごは別の料理と考えた方がよさそうです。スクランブルエッグはパンやスープに、炒りたまごはご飯によく合いますので、メニューに応じて作り分けるのがGOODですね!