東海の食べてみやあ~三重編~「僧兵鍋」
「僧兵鍋」とは、三重県の湯の山温泉に伝わる名物鍋です!
その始まりは戦国時代。湯の山温泉の中心にあるお寺・三岳寺(さんがくじ)は、侵略に抗うために武装した300人余りの僧兵がいたのだとか。僧兵鍋は、そんな戦う僧侶が力をつけるためのスタミナ料理だったそうです。
かつてはイノシシ、シカ、ヤマドリなどの山でとれる肉を中心とした料理でしたが、現在では豚肉や鶏肉も使われることも多くなっています。豚骨ベースの出汁に肉、野菜、豆腐などを入れて煮込み、味噌で仕上げて完成です。肉の旨みがたっぷりつまった野生的な味で、食べれば力が沸いてくる料理なのです!
栄養たっぷりで嬉しい!
肉の動物性のたんぱく質、豆腐の植物性たんぱく質、そして野菜に含まれるミネラルやビタミン、食物繊維がバランスよく取れる料理です。さらににんにくを入れれば、野菜に含まれるファイトケミカル(植物の持つ抗酸化力)が細胞の酸化を予防し、免疫力を高めてくれます!
スタミナだけではなく栄養もたっぷりの僧兵鍋。シメの雑炊やうどんも絶品ですよ!