東海の食べてみやあ~静岡編~「わさび」
食べ過ぎるとつーんと辛い「わさび」。わさびをそのまま単体で食べる事はほぼありませんが、日本食には欠かせない料理の名脇役です。
実は現在、静岡県はわさびの産出額日本一。さらに静岡県はわさび栽培発祥の地なんです!県の公式ホームページには「わさびのページ」も設けており、わさびの歴史や選び方など、私たちの知らない様々なわさびの情報が得られます!
そもそもわさびには湧水で育てる昔ながらの「水わさび」と、畑で栽培し主に茎や葉を食べる「畑わさび」があります。静岡県が日本一を誇るのは前者の水わさび。栽培は、今からおよそ400年前に安倍郡大河内村有東木(現在の静岡市葵区有東木)で始まったとされています。その後、伊豆などの各地域へ広まっていきました。
わさびのツンとした香りと辛味は、すりおろしたときにわさびに含まれているシニグリンという成分が、辛み成分のアリルイソチオシアネートに変わるためです。アリルイソチオシアネートには強い抗酸化作用があり、生魚と組み合わせると食中毒を防ぐ効果が期待できます!
またこの成分は抗がん作用があるとされている他に、ビタミンC、ビタミンB2、カルシウムなども含まれているのです。
しかしこの効果は「本わさび」が持つ効能。私達がよく使用するチューブタイプのわさびは「西洋わさび」を使用している事が多いため、残念ながら上記の効果はあまり期待できません…。
生の本わさびは少し高価ですが、静岡で獲れる魚介類と一緒に是非一度味わってみて下さいね!