東海の食べてみやあ~岐阜編~「げんこつ飴」
げんこつ飴とは、きな粉や水飴から作られる飴菓子で、主に飛騨地方に古くから伝わる駄菓子です。柔らかい食感で、噛むとホロッと崩れるきな粉の風味の後にほどよい甘さが口いっぱいに広がります。
名前の由来は、拳の形に似ていることから。地元ではお土産としてだけでなく、スーパーやコンビニなどでも売られているポピュラーな郷土菓子なのです。
岐阜県のお隣の愛知県の犬山市でも特産物になっており、かつては家臣の陣中食としても振る舞われたとも言われています!
作り方は、練り上げたものを直径1.5cmほどの棒状に仕上げ、包丁で長さ2cmほどに切って、仕上げにきな粉をまぶして完成です。
げんこつ飴は栄養もたっぷりで、きな粉に含まれる大豆イソフラボンは骨粗しょう症予防に、食物繊維は便秘予防や生活習慣の予防にも役立つのだとか。
水飴を混ぜて練り上げる時に、抹茶やごま、ヨモギなど様々なものを混ぜたり、仕上げに砂糖をまぶすこともあり、組合せによって多くのバリエーションがあります!
地元の人たちにずっと親しまれてきたげんこつ飴。ぜひ皆さんもご賞味ください!