九州の食べんといかんばい~宮崎編~ 「地鶏の炭火焼き」
宮崎県の居酒屋はもちろん、各家庭で人が集まった時にもよく食べられる「地鶏の炭火焼き」。地鶏と聞くと、“固い”という印象を持たれている方も多いのではないでしょうか。宮崎県の地鶏は、噛みごたえがあるのにプリッと柔らかいのが特徴です。また、鶏特有の臭みがないため、刺身として生でも食べられます。
様々な食べ方で愛されている宮崎県の地鶏ですが、その美味しさを最大限に引き出せるのはやはり「炭火焼き」です。炭火には強い遠赤外線を放出する力があり、その量はガスの火の4倍ともいわれています。遠赤外線の熱が地鶏の表面に均一に伝わり素早く焼き上がるため、表面に壁ができ肉汁と旨味を中に閉じ込める事ができるのです。
そして炭火を覆う白い灰からは、近赤外線という電子レンジのような内部に熱が届く力が放出されます。他の調理法で加熱するよりも、炭火で焼いた方が圧倒的に内部の温度が高くなるというわけです。炭火焼きはこの2つの力によって、遠赤外線で外側を素早く焼き上げてカリッと、近赤外線で内部はふっくらと仕上げる事ができるのです。
素材そのものの旨味と、炭火で燻された地鶏の味付けは塩だけで十分!噛めば噛むほど、肉汁と旨味が口の中に広がります。もちろん、ビールや焼酎との相性は抜群!シンプルな調理法で最高に美味しく仕上がる「地鶏の炭火焼き」。宮崎を訪れた際はぜひ召し上がってみてください♪