東海の食べてみやあ~愛知編~「八丁味噌」
愛知県を中心に、東海地方で親しまれている赤味噌の仲間である八丁味噌。八丁味噌の呼び名の由来は、元々は愛知県岡山市の八丁村(現在の八帖村)で作られていたことです。
八丁味噌の原料は大豆と塩とごく少量の水。米麹や麦麹を使用せず、原料の大豆に麹菌を植え付けて麹にした豆麹で作られます。
熟成期間は長く、なんと2年以上も天然熟成させるのだとか。手間も時間もかかるので、大量に生産することは出来ません。
特徴は濃い茶褐色と、独特な渋味と旨み。濃い色をしているのでその見た目から塩分が多いイメージがある八丁味噌ですが、実は他の味噌と比べて少し控えめなのです!
味噌は発酵食品なので健康に良いのですが、八丁味噌は特にメラノイジンと呼ばれる褐色の色素を多く含みます。
メラノイジンは抗酸化作用が強く、体内に増えすぎた活性酸素を除去してくれます。その作用によって、アンチエイジングや動脈硬化の予防に効果が期待できます。さらにコレステロール値を下げ血糖値を正常に保つ働きもあり、糖尿病の予防にも効果的!
八丁味噌を使用する料理といったら味噌汁、味噌煮込み料理、味噌田楽、肉味噌などがおすすめです。特徴的な渋味とコクが肉や魚の臭みをとる効果があるので、サバの味噌煮も美味しいですよ!