東海の食べてみやあ~静岡編~「三ヶ日ミカン」
三ヶ日ミカン(みっかびみかん)とは、静岡県浜松市の三ヶ日地区で生産される温州ミカンの事。江戸時代中ごろ、三ヶ日町平山地区の山田弥衛門が西国巡礼の時に紀州那智地方から「紀州ミカン」の苗木一本を持ち帰り、庭の片隅に植えた事が始まりと言われています。三ヶ日町の土壌は水はけの良い赤土。さらに温暖で、ミカン作りに適した気候なのです!
高い糖度とほどよい酸味から生まれるコクのある奥深い味が特徴で、人気の高いブランドのミカンです。
三ヶ日ミカンは大きく「早生(わせ)」と「晩生(おくて)」の2つに分かれます。
早生ミカンは果皮が外皮・中の皮(じょうのう)ともに薄くみずみずしい食感で、甘みと酸味のバランスが絶妙!小粒サイズが主流で11月上旬~12月上旬に出荷されます。
晩生ミカンは12月下旬~2月下旬に出荷され、早生ミカンに比べて果皮が厚くはなりますが糖度は上がります。三ヶ日ミカンの代表的な品種「青島」も晩生ミカンです!
そんな三ヶ日ミカン、実は2015年に機能性表示食品に認定されているのです!三ヶ日ミカンに含まれている「β-クリプトキサンチン」は骨代謝のはたらきを助け、骨の健康に役立つのだとか。手軽に美味しく食べられる三ヶ日ミカンは、健康志向の方も注目のフルーツだったんですね!