沖縄の食べないといけないさー 「ゴーヤーチャンプルー」
これから本格的にやってくる夏。うだるような暑さで食欲も落ちがちですよね…。そんな時には沖縄の郷土料理「ゴーヤーチャンプルー」はいかがでしょうか?
いまや全国的に食べられているゴーヤーチャンプルー。「ゴーヤー」も「チャンプルー」も沖縄の方言で、「ゴーヤー」は和名で「ニガウリ」や「ツルレイシ」と呼ばれています。「チャンプルー」は「ごちゃ混ぜ」という意味で、あくまで料理の1つです。なので他にも、青パパイヤを刻んで炒めた「パパヤーチャンプルー」や、そうめんを炒めた「ソーミンチャンプルー」など、沖縄には様々なチャンプルー料理があります。
“夏野菜の王様”と呼ばれるゴーヤーの豊富な栄養素
ゴーヤーの特徴といえば、やはりあの苦味!最初は苦味が嫌いだった人も、食べ続けるうちに「あの苦さがないと物足りない」となる人も多いのだとか。昔から沖縄では、夏バテ防止にゴーヤーチャンプルーがよく食べられていたそうです。苦味には食欲増進の効果があり、何よりゴーヤー自身にたくさんの栄養があります。
疲労回復を助けて鉄分の吸収を良くしてくれるビタミンC。なんとゴーヤーにはキャベツの4倍、レモンの2~3倍が含まれています!しかも他の一般的な野菜のビタミンCは熱に弱いのに対し、ゴーヤーは熱に強く火を通してもしっかりとビタミンを吸収できるのです!
また、ゴーヤーの皮に含まれるモモルデシチンという栄養素は、血液中のブドウ糖を分解してエネルギーに変えるという、脂肪代謝を促進する働きがあります。そしてゴーヤーチャンプルーに入っている豚肉と豆腐には、ブドウ糖の分解を助ける働きがあり、見事なチームプレーを発揮している料理なのです!
料理をするのも億劫な夏は、炒めるだけで簡単に作れ、夏バテも防止できてスッキリした体になれるゴーヤーチャンプルーで決まりですね!