東海の食べてみやあ~岐阜編~「鮎料理」
岐阜県といえば鵜飼い。鵜(う)を使って鮎などを獲る、漁法のひとつです。1300年も続く鮎漁であり皇居へも献上する「ぎふ長良川鵜飼」が有名ですよね。
しかし鮎が捕れるのは長良川だけではありません。多くの山々がそびえる岐阜県は各地に清流があり、全国でも有数の鮎どころなのです。苔を食べて育った天然の鮎は内臓に爽やかな苦味を含んでおり、身は上品で淡白な味わいなのが特徴。塩焼きや雑炊はもちろん美味しいのですが、魚田や煮びたし、フライもオススメです。
実は鮎には、1シーズンで3回の楽しみがあると言われています!
1回目はちょうど漁の解禁となる5月から6月頃の、体長12cmから15cm程度になった鮎。「若鮎」と呼ばれ、あっさりとしたさわやかな味です。
2回目は7月から8月にかけての鮎。成長し脂も乗った「成魚」としていちばんよい時期です。まさに鮎の全盛で、独特のコクと美味しさが味わえます。
そして3回目は夏の終わり。産卵するために川を下りる「子持ち鮎」の時期です。卵のプチプチとした食感が楽しめます。
この違いを楽しむために、シーズン中に最低でも3回お店に足を運ぶ人もいるのだとか。皆さんもこの夏は是非、様々な鮎料理を召し上がってみてくださいね!