関西の食べなあかんやん~兵庫編~ 「たこめし」
タコをご飯と一緒に炊き上げる「たこめし」。この名前の通り、シンプルかつ味わい深い料理をご存知ですか?元々は漁師めしだったと言われているたこめしは、瀬戸内海周辺の島や海岸地域を中心に食べられている郷土料理の一つです。
このあたりの海域は、タコの好物であるエビやカニ、貝類などが豊富なため、タコがよく育つ環境だと言われています。特に春先の木の芽だこと呼ばれる小さなタコは、引き締まった身が美味しいそう。梅雨の時期のタコもまた、多くの栄養を含んだ水が海に流れ込む影響でよく育つので、独特の食感が評判です。たこめしは一年中食べることができますが、タコの味が良くなる春から夏にかけてが旬と言えるので、まさに今の時期に食べてほしい一品なんです!
たこめしの具や作り方はとてもシンプルなので、自宅でも作ることができます。材料や調味料を用意して、炊飯器でタコと米を一緒に炊き上げるだけ。生のタコを用意するのが難しい場合は茹でダコでも代用できますし、千切りにした生姜を入れて炊いてもまた、味に変化が生まれて美味しいのでおすすめです。生のタコを使うとまるで赤飯のように綺麗な色になります。お好みでネギや青のり、大葉を添えれば、暑い夏にも食欲が進む「たこめし」の出来上がり!冷めても美味しいので、お弁当にももってこいです。タコの旨みが馴染んだ炊き込みご飯と、コリコリとした歯ごたえのタコが一つになった「たこめし」、一度ぜひご賞味ください!
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