関西の食べなあかんやん~和歌山編~ 「生しらす丼」
しらす丼は全国でもかなりポピュラーな丼ぶり料理かと思いますが、そもそも「しらす」ってどんな魚がご存じですか?しらすとは、ウナギやアユ、イワシなどの稚魚の総称なんです。なかでも、カタクチイワシ、マイワシなどイワシの稚魚(2~3センチのもの)を指すのが一般的だそう。しらすは鮮度がとても落ちやすいので、品質管理が難しい魚。だから、冷凍ではない獲れたての生しらす丼が食べられるのは、実は結構すごいことなんです。そんな中、全国有数のしらすの水揚げ量を誇る町、和歌山湯浅町のしらす漁は5月頃に最盛期を迎えます。和歌山名物の生しらす丼は鮮度が命!獲れたての生しらすを美味しくいただくなら、今の時期は外せません。
しらすはカルシウムとたんぱく質の宝庫です。しかも骨など気にせず丸ごと食べられるので、捨てる部分がありません。豊富に含まれるカルシウムをより多く摂取するには、お酢と一緒に食べるのがオススメです。たんぱく質をより吸収したいならほうれん草や豆腐、コレステロール低下に役立つタウリンなら玉ねぎや大根、血液をさらさらにしてくれるDHAなら大豆と一緒に召し上がってください。相乗効果で、その栄養を余すところなく食べることができます。しらすは栄養満点な上に調理もしやすいので、赤ちゃんの離乳食にももってこいなんですよ。
獲れたてできらきらと半透明に輝くしらすを生のままご飯の上に乗せ、そこにお醤油をぐるっとたらせば、生しらす丼の完成です。卵の黄身やネギ、梅干し、刻み海苔などの薬味や、鮪を乗せて食べるのもオススメ。生しらすのツルットロッとした弾力のある口当たり、噛めば広がる生しらすの甘味、お醤油との絶妙な味のコラボレーション…想像するだけでお腹が空いてきませんか?季節は春、暖かくなって出歩きやすくなる時期です。和歌山に生しらす丼を食べに行かれてはいかがでしょう♪
■関連する求人情報