関西の食べなあかんやん~奈良編~ 「奈良漬」
奈良漬とは、瓜やキュウリ、スイカなどの材料を塩漬けにした後、短くても2年以上新しい酒粕に漬けこむ工程を繰り返して出来る漬物を指します。名前の通り奈良が発祥の地とされており、その歴史は奈良時代から続いているそう。長期保存ができ、季節を問わず作ることができるので、昔から人々に重宝されてきました。
酒粕に漬けこんで作るため、ふわりと香るお酒の匂いが特徴的。一口噛めばカリカリッとした食感の後に、甘じょっぱい旨味がじわっと口の中に広がります。奈良漬は粕を手やふきんで拭って小口切りにしていただきますが、美味しい奈良漬を食べるために大事なのは水洗いをしないこと!水洗いした奈良漬は日持ちもやや悪くなってしまうので、早めに食べてくださいね。お酒の香りがきついなと感じたら、そのまま少し置いておけばアルコール分が飛んで食べやすくなるのでオススメです。大量に食べてしまった後には車の運転は避けてください。酒気帯び運転になってしまう可能性がありますよ(笑)
そのまま食べたりお酒のお供にするのもいいですが、アレンジ料理の材料としても奈良漬はバッチリ!マヨネーズと奈良漬を混ぜれば奈良漬ディップに。奈良漬の塩味がいいアクセントになります。薄切りした奈良漬でクリームチーズを巻いて食べるのも美味しいです。ブラックペッパーを振りかけてどうぞ。クッキーに混ぜるのも意外とオススメ。細かく刻んだ奈良漬を生地に混ぜて焼くだけなので、ぜひチャレンジしてみて。
奈良にはたくさんのお店がありますが、使う酒粕や、入れるみりん粕・砂糖の量、漬ける材料や期間の長さなどで味も少しずつ違うんです。お子様でも食べられる甘い味もあれば、お酒の風味が効いた大人好みの味もあるので、あなたの好みにぴったりハマる奈良漬を探してみてください!
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