来た時よりも、元気になれる!温かなおもてなしを体現
かふぇ ぶいえいと
調理スタッフ:馬越 拓真さん~Profile~
広島県出身、大阪育ち。大学時代よりベーカリーレストランでアルバイト。
卒業後は営業職やベーカリー、食材の配送業などで経験を積む。食を通してお客様と触れ合う中で、もう一度飲食業をしようと決意。
大阪市内の喫茶店で働き、コーヒーの奥深さに魅せられる。2013年4月、「ぶいえいと」に入店。
ちょうど4年前、グルメキャリーの求人を機に同店を知ったという馬越さん。採用条件は「夢を持っていること」と書かれており、興味をそそられた。
学生時代のアルバイトから飲食に関わる仕事を続けてきた。前職の純喫茶店でコーヒーの魅力に目覚め、さらなる成長の場として応募を決意。同店の面接では経験やどんな技術があるのかということよりも、人柄重視だったという。「両親を大切にしているか?などといった質問が印象的でした。店長と三時間ほど話をしたことを覚えています。その場で採用が決まったことも驚きでしたし、とても嬉しかったです。」
まずはホールの仕事からスタート。サンドイッチだけで10種類、定食やスイーツも数多く、すべてのメニューを覚えると同時に常連さんの好みも把握。
「地元で37年続いているお店ですから、お客様の方がお店のことをよくご存じです。パンの耳を切る、コーヒーにフレッシュはつけないなどの好みを覚え、席に着かれたらいつものメニューをお出しします。」
客層も幅広い。カフェとして利用する若者や喫茶店としてくつろぐ年配客、食事を楽しみに訪れる会社員と、求められる役割はさまざま。平日、休日を問わず一日250名の来店があり、他府県から訪れる人も多い。「最初はお店の活気に圧倒されましたが、アットホームで温かい雰囲気にすぐ馴染むことができました」と、今では料理のアイデアを考え、日替わりメニューを提案するのも馬越さんの役目。日々Facebookに写真をアップし、それを楽しみに訪れるファンも増え続けている。
「来た時よりも元気になって帰って頂くことが、当店のテーマであり伝統です。おもてなしの心を学ぶことができました」と話す馬越さん。実は来年の春には独立を考えており、現在は物件探しなど徐々に準備を進めている最中だ。「このお店のように、地域で長く愛されて、お客様が会いに来て下さるカフェを目指したいです」と抱負を語ってくれた。
〈 カフェ 〉業態のココが魅力!!
POINT-01
当店は長く地域で愛される純喫茶としての役割も担っています。こういうスタイルのお店は年々減りつつありますが、人とのつながりや温かさが感じられる貴重な場所。転勤で遠くに引っ越された方が、来阪時に立ち寄って下さることもあります。本当に嬉しいですね。
POINT-02
ジャンルにとらわれていないことです。当店の場合は何でも挑戦させてくれる環境。今までいろいろな多国籍の日替わり料理を提案してきました。定番のメニューも幅広く、スピーディーに提供することを求められますが、同時にクオリティーを保つスキルも鍛えられました。
ぶいえいと
電話:072-625-9526
住所:大阪府茨木市西中条町1-1
営業時間:7:00~22:00(日曜日、祝日は~21:00)
定休日:無休
交通:JR京都線「茨木駅」東口徒歩1分
「グルメキャリー2017年4月6日号」掲載