

株式会社ハミングバード・インターナショナル
代表取締役青木 聡志
運営店舗:humming bird、HUMMING MEAL MARKET、炙屋十兵衛、南欧バル INATORA、炉地BAR 八兵衛、etc…現在15店舗展開中
2017年3月掲載
街に必要とされる店づくりと、
仙台・東北の食をデザインする

1975年仙台市生まれ。1998年ハミングバードに入社。ハミングバードの店舗統括のほか、炙屋十兵衛など新業態店舗の立ち上げにも積極的に取り組む。2015年4月から現職。
街の人に喜んでもらえる店、お客様が誇れる店を作る
長きにわたり、仙台のイタリアンシーンをけん引し続けているハミングバード。現在は和食店やバルなどイタリアン以外にもジャンルを広げ、15店舗を運営。店舗展開を図る上での青木氏のモットーは、「街に必要とされる店を作ること」だ。
「自分たちがやりたいことをやるだけではなく、その街に住んでいる人たちに喜んでもらえる店を作りたいと思っています。いいお店をしっかりと作り、お客様がその店に通っていることを誇りに思えるような店にしたいですね」
最近はエスパル仙台東館やセルバテラスなど話題のスポットにも出店。一番町界隈、仙台駅前、泉、長町の4商圏をおさえることがカギだと言う。目指すは、仙台のイタリアンシーンでのナンバーワンだ。
社員が幸せを感じられる環境を作ることが大切
社名のハミングバードは、幸せの象徴だ。ハチドリのように、精いっぱい幸せを運び届ける、という思いが込められている。幸せを運ぶことはお客様だけでなく、社員にも同じこと。
「私が大切にしていることは、社員の幸せなんですね。給料や休暇などの待遇面を整えていくこと、働いていてよかったと思ってもらえるやりがいのある環境を作っていくことがとても重要で、社員には物質的な幸せと精神的な幸せの両方を感じてもらいたいと思っています」
ハミングバードでは、社員の意見が新店舗立ち上げのきっかけになることもある。
「社員の夢を実現することが私の夢でもあります。それが会社の発展にもつながると思っています。求める人材は、能動的な人。飲食業界は人間性を鍛えられる上、お客様からの評価がダイレクトに伝わる仕事です。夢のある人、現状に満足しない人がいいですね」
仙台・東北の街の魅力を食の分野から発信する
青木氏が自らの役割だと話すのが、「東北の食をデザインすること」だ。
「今、食の分野から仙台・東北を盛り上げ、魅力を発信していくことが必要だと感じています。仙台の人が他県の人に自慢できるような、名物レストランを作りたいですね。仙台に来る目的になるような店ができたらうれしいです」
そして、今後のビジョンに6次産業化も掲げる。
「レストランだけでなく、物販、ケータリング、製造、加工、流通、農業なども行う6次産業化を推進しています。食料自給率など国内の現状を考えたときに、せめて自社で使う食材の一部分でも我々で作れればと思うようになりました。農業に携わることはスタッフの勉強になりますし、食材をより大切にしようという思いにもつながっています」
今後さらに会社を拡大し、存在感を示していきたいと話す青木氏。仙台・東北の飲食業界を盛り上げる新たな展開に期待が高まる。

設 立 1975年4月
従業員 正社員/70名
パート・アルバイト/300名
仙台市青葉区本町2-6-16
電話/022-225-0521
osteria humming bird セルバテラス店
仙台市泉区泉中央1-6-3 セルバテラス1F
電話/022-341-3351