2017年1月掲載
経験を重ねて成長するほど、
どんどん仕事が楽しくなります!
ココロヅクシフーズ/心づくし いなせ 料理人 髙橋 和也さん
仙台駅前にある和食店「心づくし いなせ」。その厨房には、現在26才の髙橋和也さんが立つ。
髙橋さんは大崎市鳴子温泉出身。実家が旅館を経営していたため、学生時代から手伝いで調理場に立つことがあったという。ゆえに、料理の道を志すようになったのも自然な流れだった。高校卒業後、千葉県の中華料理店へと就職。1年半勤めた後に故郷宮城へと戻り、20才の時に「心づくし いなせ」に入社した。「自分の料理のスタートは和食でしたから、自然と和食の世界に戻ってきました」と髙橋さん。
食材を活かす繊細な調理を施す和食は、細やかな技術を求められる。実家で手伝いをしたことはあっても、本格的に和の技法を学ぶのは初めて。髙橋さんは先輩の指導の下、一から腕を磨いた。最初はうまくできなくて、辞めたいと思う時もあったそうだが、「入社した時、『どんなに辛くても、まず3年は続けよう』と決めていたんです」と当時を振り返る。
連日、仕事中には先輩に指導を請い、さらに家でも自主練習を重ねた。その甲斐あって、時間とともに技術はグングンと向上。すると、お客様に顔を覚えてもらったり、カウンター越しに声をかけてもらえたりすることも増えた。次第に「辛い」よりも「楽しい」という気持ちが上回るようになった。
「最初は『まずは3年』でしたが、気付けば6年。続けるほどに、どんどん楽しくなる仕事だなと思います。いつか自分の店を持つことを目標に、もっと成長していきたいですね」。イキイキとした笑顔で髙橋さんはそう語る。
閉店後の道具の手入れも大事な仕事。料理と真摯に向き合う髙橋さんの姿勢に、料理長や先輩も信頼を寄せる。
「心づくし いなせ」では調理の基本から丁寧に指導。スタッフ同士の仲が良く、先輩にも質問しやすい雰囲気だ。
◆◆◇SHOP INFORMATION◇◆◆
心づくし いなせ
- 住所
- 仙台市青葉区中央3-6-22
- 電話
- 022-224-6884
- 営業
- 17:00~23:30
- (22:30L.O.、ドリンク23:00L.O.)
- 定休日
- 火曜日
- 交通
- JR地下鉄各線「仙台駅」西口より徒歩5分