2016年4月掲載
和食の道で一からのスタート
真摯に腕を磨いていきます
金市朗 仙台駅前店 キッチンスタッフ 米沢 正尚さん
「金市朗 仙台駅前店」の調理場に立つ米沢さんが料理の世界に飛び込んだのは、20才の時。当時失職中だった米沢さんは、たまたま食事に入った盛岡のスパゲティ専門店の求人に応募した。
「当時の社長は調理経験のなかった私を採用し、一から料理を教えてくれました。本当に感謝しています」と米沢さん。
米沢さんはその店に約20年間勤め、料理長としての立場も長く経験したが、店の経営体制の変化に伴い退職。その後工場勤務などを経て、2015年12月に「金市朗 仙台駅前店」に就職した。
面接で会った「金市朗」の社長は、ほぼ同世代。新たなフィールドでの米沢さんの挑戦を受け入れ、応援してくれた。米沢さんは「また上司に恵まれました。この店で頑張っていこうと思えました」と振り返る。
43才という年令で、未経験の和食の調理場に移ることになった米沢さん。スパゲティ専門店での調理と共通する部分はあるものの、和食調理に関しては「また一からのスタート。下積みの毎日です」と話す。
調理作業を教えてくれる板場のスタッフは全員が自分より年下だ。それでも米沢さんは「自分は新しいことをどんどん学べるから楽しいです。年上の私に教える皆さんの方が大変かもしれませんね」と笑う。
気さくな人柄の米沢さん。他のスタッフとの関係は良好だ。「受け入れてくれたこの店に貢献できるように、必要な技術を早く身につけたい」と話す米沢さんは、仲間のサポートを受けながら、自己研鑽を続けている。
次の課題は魚料理。熱心に技術を身につけようとする米沢さんの姿は、他のスタッフの刺激にもなっている。
焼き物の仕込みをする米沢さん。他のスタッフより早く出勤して自分の仕事を終え、空いた時間で仕事を教わる。
◆◆◇SHOP INFORMATION◇◆◆
金市朗 仙台駅前店
- 住所
- 仙台市青葉区中央1-7-1 志ら梅ビル2F
- 電話
- 022-281-8441
- 営業
- 16:00~翌1:00
- 休日
- 年中無休
- 交通
- JR・地下鉄各線「仙台駅」より徒歩3分